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世界で最も美味しい料理目的地、ベトナム料理がランク外に
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<写真:lifestyle.znews.vn>
旅行口コミサイト大手のトリップアドバイザーが「2025 トラベラーズチョイスアワード・ベスト・オブ・ベスト」を発表し、ベトナムは「世界で最も美味しい料理の目的地」ランキングから外れた。
2024年にはハノイが1位に輝いていたが、2025年はランクインを逃した。
一方で、ハノイとホイアンの2都市は「世界のベスト観光地トップ25」に選ばれた。ハノイは7位、ホイアンは11位にランクインしている。
トリップアドバイザーはハノイを「活気ある現代都市と古き良き文化遺産が調和した都市」と評価している。
ホーチミン廟やホアロー収容所などの名所に加え、数百年の歴史を持つ寺院や仏閣も外国人観光客に人気のスポットとなっている。
ホイアンは伝統的な建築様式とノスタルジックな雰囲気を保っている点が評価され、11位に選ばれた。
訪問者は日本橋や関帝廟などの歴史的建造物を巡る観光に加え、ホイ川での灯篭流し体験も楽しめる。
しかし、ハノイとホイアンは前年より順位を下げている。
2024年にはハノイが4位、ホイアンが10位にランクインしていたが、2025年はそれぞれ順位を落とした。
今回の発表で特に注目されたのは「世界で最も美味しい料理の目的地」部門でベトナムがランク外となった点である。
2024年にはハノイが1位に選ばれ、多様で豊かな料理文化が高く評価されていたが、2025年にはベトナムの都市はトップ10から姿を消した。
2025年の同部門では1位がローマ、2位がロンドン、3位がマラケシュ、4位がパリとなっている。
ナポリとバルセロナ、リマもトップ10入りしており、ヨーロッパと南米の都市が上位を占めた。
ベトナム料理がランキングから外れた背景には、旅行者の嗜好の変化や他の都市の台頭があると考えられる。
特にヨーロッパの都市は豊かな食文化と観光体験を融合させた点が高く評価された。
ベトナム観光業界にとっては、料理文化の再評価とプロモーションの強化が課題となりそうである。
特に現地の伝統料理と現代の食文化を融合させた新たな体験を提供することで、再び注目を集めることが期待される。
同アワードは観光地、ビーチ、ホテル、レストラン、体験の5つの主要カテゴリーに分かれており、今回の結果は「観光地」部門の一部として発表された。
ベトナムは観光地としての人気を維持しているが、料理文化の魅力を再発信する取り組みが求められている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。