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外国人技術者を拉致監禁、歯14本を抜く拷問
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<写真:dantri.com.vn>
ハノイ市人民裁判所は2月24日、違法な拘束および故意の傷害の罪でホアン・タイン・ソン被告(47)に対し、懲役24年の判決を言い渡した。
被害者は中国籍のプログラマーである方力晶氏であった。
方氏はインターネット上のゲームソフトウェアを開発していたが、2019年に中国国内での事業が困難になったため、ベトナムに渡航して新たなビジネスパートナーを探していた。
その過程でホアン・タイン・ソンと知り合い、オンラインゲームのプログラム開発契約を締結した。
方氏は完成したゲームの利益の20%を受け取る予定であったが、開発が遅延したため、ソンは違法な手段でゲームのプログラミングを強要することを決意したという。
2022年3月、ソンはヴオン・ヴァン・キエム(34)およびファム・ヴァン・フアン(35)を雇い、方氏を拉致してハノイ市タインハー地区のアパートに監禁した。
監禁中にソンはカメラを設置して方氏の行動を監視し、キエムとフアンには見張りと食事の提供の報酬を支払っていた。
方氏は連日の暴行を受け、違法賭博ゲームの開発を強要された。さらに、ナイフで足の裏を切りつけられ、計14本の歯を抜かれるなどの拷問を受けた。
2022年6月24日から7月14日にかけて、キエム、フアン、リー・ヴァン・ホアン(34)らは、ハンマーで腹部や脇腹を殴打し、スタンガンで電気ショックを与えるなど、執拗な暴行を加えた。
これにより方氏は全治率88%の重傷を負った。
2022年7月、ハノイ市公安局はタインオアイ地区のアパートを捜索して方氏を救出し、犯行グループを現行犯で逮捕した。
主犯のソンは事件後に逃亡したが、2024年10月4日にハノイ市警察に出頭した。
本事件に関与したソン以外の他の被告にも懲役22年〜24年の厳しい判決が下されている。
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