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ハノイのメトロ2A号線が一時運行停止、通算5回目のトラブル
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<写真:baomoi.com>
ハノイ市都市鉄道(メトロ)2A号線(カットリン~ハドン間)が、2月25日正午にラータイン駅で突然停止し、乗客に混乱をもたらした。
技術的な不具合が原因で、運行開始以来これで5回目のトラブルとなった。
複数の乗客によれば、停止後に列車の運行は再開されず、一部の乗客はバイクタクシーで目的地に向かったという。
また、約10~15分後に運休が通知され、駅窓口ではチケットの払い戻しが行われた。
運営会社であるハノイメトロの幹部によると、今回の原因はレール上のポイント切り替えに関する技術的な不具合であった。
問題解決のために一時的に電源を遮断し、約10分後に復旧して通常通りの運行を再開したという。
カットリン〜ハドン線は2021年11月の運行開始以来、今回を含めて5回の運行停止を経験している。
直近では、2024年9月17日午後7時頃にフンコアン駅で技術的なエラーが発生し、約1時間にわたって運行が停止した。
このときの原因は終点イエンギア駅での軸カウントシステムの故障であった。
さらに、2023年2月11日には技術トラブルによって約1時間停止し、2022年5月23日には雨によるレールの滑りでシステムが手動運転に切り替わり、運行に影響が出たことがある。
ハノイ市交通運輸局は2024年11月に運営会社に対し、欠員の迅速な補充と運行スタッフの能力向上を指示していた。
また、緊急対応力を高めるための訓練強化や関連業者との連携体制の強化も求めている。
カットリン〜ハドン線はハノイ市初の高架都市鉄道として2021年11月に開業した。
全長13kmで12駅を有し、4両編成の列車13本が運行されている。最大速度は80km/h、営業速度は35km/hで、全線の所要時間は23分である。
1日あたり約4万人が利用しており、運賃は区間によって8000ドン〜1万5000ドン(約47〜88円)となっている。
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