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ハノイのメトロ路線、需要次第でテト大晦日に深夜運行
<写真:nguoiquansat.vn>
ハノイ市の2つのメトロ路線が旧正月(テト)の年越しに合わせて深夜運行を実施する可能性がある。
ハノイメトロの会長であるクアット・ベト・フン氏が、同社のテトおよび春祭り期間中の重点運行計画発表式で明らかにした。
通常、テトの時期には多くの市民がハノイ市を離れるため、鉄道利用者は平常時に比べ減少する傾向にある。
しかし、ハノイメトロは需要に応じた運行計画を立案しているとして、2つの案を提示した。
第1案ではカットリン〜ハドン線とニョン〜ハノイ駅線の2路線を通常通り午前5時30分から午後10時まで運行する。
第2案では年越しの需要が高い場合に限り、両路線を終夜運行し、旧正月初日の午前3時まで運行を延長することを検討している。
旧正月初日以降は通常の運行スケジュールに戻る。
さらに、ハノイメトロはハノイ市交通運輸局と連携し、各駅での警備体制を強化することで安全性を向上させる予定である。
また、テト期間中に初めて都市鉄道を利用する人々をサポートするため、駅構内での案内スタッフを増員する計画も示している。
一方で、フン氏は現在のメトロ利用者数が期待を下回っている理由についても言及した。
これは路線数やネットワークの総延長が限られており、路線間の接続が不十分であることが主な要因として挙げられる。
また、他の交通手段との連携インフラや専門機関との協力体制の不足も課題として認識されている。
これを受け、ハノイメトロはバスやタクシー、バイクタクシー、自転車シェアリング事業者などと提携し、「ハノイ都市鉄道とともに緑の旅」という取り組みを推進している。
この活動は都市鉄道と他の交通手段との接続性を強化し、利便性の向上を目指すものである。
ハノイメトロの年越し運行計画については、利用者の需要を踏まえた上で最終決定が下される見通しである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。