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フィラー注射による豊胸トラブル急増、非認可施術で深刻な健康被害

<写真:baomoi.com>
ハノイ市内の病院では、フィラー注射による豊胸施術を受けた後に健康被害を訴える女性の来院が相次いでいる。
これらの多くは保健当局の認可を受けていない方法で実施されたものであり、感染症や腫瘍化といった深刻なリスクが指摘されている。
ホエーニャイ総合病院で形成外科を担当するグエン・ミン・ギア医師によれば、2025年初頭からの3ヶ月間で6件の合併症が報告された。
ある女性は自家脂肪注入による豊胸を希望していたが、実際にはフィラーを注入されていた。
施術から3ヶ月後に胸が萎み、再度注入を受けたが改善は見られなかった。診察の結果、シリコンを含む成分不明のフィラーが使用されていたことが判明した。
別の症例では、価格の安さを理由にスパでフィラー注射を受けた女性が、1年後に胸の硬化と痛みを訴えた。
検査の結果、体内に異物が混入していたことが確認された。また、臀部への注射によりシリコンが移動し、塊となったことで複数回の手術が必要となった患者もいる。
ギア医師によれば、多くの被害者が注射を受けたことすら知らされず、施術前には「マッサージ機器を用いた非侵襲的施術」と説明されていた。
成分が不明な物質の注入により、炎症や膿の排出、感染症といった症状が発生している。
保健省によると、胸部や乳腺へのフィラー注射は国内外を問わず許可されておらず、施術に使用されたシリコンや人工脂肪などの物質は、がんを引き起こす可能性がある。
現在、豊胸の正規手段として認められているのは、シリコンバッグの挿入および自家脂肪注入のみである。
1月にはホアビン省在住の19歳女性が無認可スパにてフィラー注射を受けた後、高熱や意識障害を発症し、ベトドゥク友誼病院に緊急搬送されるという深刻な事例も報告された。
病院側は違法施術による健康被害の拡大を防止するため、施術前には安全性および施術方法に関する正確な情報を確認するように強く警告している。
医師らは不明な成分を用いたフィラー注射による豊胸施術のリスクを極めて重く見ており、異常を感じた場合には速やかに専門医による診察を受けるように呼びかけている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。