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14歳少女が自分でプチ整形施術、一時失明の危機に

2025年02月11日(火)07時00分 公開
14歳少女が自分でプチ整形施術、一時失明の危機に

<写真:dantri.com.vn>

 

ベトナムでは美容目的のフィラー注射による健康被害が相次いでおり、専門資格を持たない施術者による処置や無許可のフィラー製品の使用が原因で、失明や神経障害を引き起こすケースが報告されている。  

 

ハノイ市では29歳女性が自宅でフィラーを額に注射した直後に左目の激しい痛みを感じ、最終的に視力を完全に失って病院へ搬送された。  

 

女性は以前にも知人に頬へのフィラー注射を依頼し、満足のいく仕上がりであったため、今回も同じ人物に施術を依頼した。

 

しかし、今回は施術直後に激しい痛みが発生し、急速に視力が低下したという。  

 

患者は最終的に搬送されたベトナム・ドイツ友好病院で、眼動脈および網膜中心動脈の閉塞、視神経への深刻な損傷が確認された。

 

現在、女性の健康状態は安定しているが、左目の視力は回復不能であり、眼球突出や重度の腫れも見られるという。  

 

フィラー注射の被害は成人女性にとどまらず、若年層にも広がっている。1月15日にはハノイ市在住の14歳少女が、鼻を高くする目的でフィラーを自己注射し、重篤な合併症を発症した。  

 

少女はSNSの広告を見て「簡単に施術可能」と思い込み、適切な医療知識がないまま自身で注射を実施したという。

 

少女は施術中に強い痛みを感じたが「よくあること」と考えて注射を続けた。しかし、直後にめまいや視界のぼやけ、複視が現れ、家族によって緊急搬送された。  

 

ベトナム・ドイツ友好病院で少女を診察したハー准教授は「これまでに遭遇した中で最年少のフィラー注射による合併症例であり、非常に衝撃的であった」と語った。

 

少女は脳の血管と眼動脈が閉塞し、視力喪失の危機に直面していた。病院では血管開通技術を用いた緊急治療が実施され、幸いにも視力の回復に成功した。  

 

フィラー注射が誤って行われた場合、血管閉塞や感染症、アナフィラキシーショックといった重大な健康リスクが発生する可能性がある。  

 

ベトナムでは美容クリニック以外のスパや個人による施術が横行しており、病院に搬送されたフィラー施術による合併症の大半が無資格者による処置であったことが判明している。  

 

近年はSNSを通じた美容関連情報が氾濫し、若年層が誤った施術に手を出しやすくなっている。

 

医療機関は正しい知識の普及を図るとともに、無資格者による違法施術の取り締まりを強化する必要がある。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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