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ホーチミン集合住宅の貯水槽、4割の貯水槽が基準未満
2025年04月21日(本日)07時00分 公開

<写真:dantri.com.vn>
ホーチミン市疾病管理センター(HCDC)が発表した2024年の水質監視報告によれば、同市内の集合住宅に設置された貯水槽のうち、国家基準に適合している割合は61.9%にとどまっている。
依然として約4割の貯水槽が基準を満たしておらず、居住者の健康リスクが懸念される状況である。
HCDCは集合住宅における水質管理上の課題として2点を挙げている。
第一に一部の管理組合や運営委員会では、貯水槽の定期的な洗浄や排水、水質検査が不十分であり、加えて、住民への検査結果の情報開示が適切に行われていない。
第二に管理組織を持たない集合住宅においては、予算や人員の不足により、必要な保守作業や水質検査の実施が困難な状況にある。
水道水の安全性は日常生活のみならず、健康にも直結する重要な要素である。
HCDCは適正な水質として「透明で無色無臭、かつ無味」であることを基本条件とし、これに反する汚染水を長期的に使用することにより、腸管感染症やコレラ、皮膚疾患などのリスクが高まり、重篤な場合には中毒やがん、さらには先天性疾患の原因ともなり得ると警鐘を鳴らしている。
とりわけ新生児や幼児、妊婦、高齢者、免疫力が低下している人々は影響を受けやすく、安全な飲料水の確保は喫緊の課題となっている。
今後、ホーチミン市当局および関係機関には、より厳格な管理体制と情報公開の徹底、ならびに支援体制の強化が求められる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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