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マルゥ・チョコレート、パリで2部門・最高賞を受賞

<写真:dantri.com.vn>
ベトナム発の高級チョコレートブランドであるマルゥ・チョコレート(Marou Chocolate)が、フランス・パリにて開催された「2025年エピキュール賞」において、2部門で最高賞を受賞した。
同ブランドの「カフェ・スア・チョコレートバー」は、食品部門において「世界最高のチョコレート2025」に選出された。
この製品はベトナムの伝統的な練乳入りコーヒー「カフェ・スア」から着想を得たものである。
オーガニック・ロブスタ種の力強い苦味、新鮮なミルクの甘味、ベトナム産カカオを用いたダークチョコレートの芳醇な風味が調和しており、国際的な品質基準とベトナムの食文化を融合させた独自性が高く評価された。
さらに「55%ダークチョコレート・そばの実入り」のパッケージデザインが「審査員特別賞」を受賞した。
審査ではブランドの価値を伝えるデザイン性、環境に配慮した素材選定、実用性といった点が重視され、マルゥのパッケージは特に再生素材として使用されたカカオの殻や、ベトナム在来の楮(こうぞ)の樹皮の活用が高く評価された。
マルゥ・チョコレートはこれまでも、ロンドンのチョコレート・アカデミー、Pentawards、The Dieline Awardsなどにおいて複数の国際的デザイン賞を受賞してきた。
伝統文化と現代的なデザインの融合を軸としたブランド展開が特徴である。
今回の受賞に際し、同社は「高品質な原材料の確保、地域性と職人技の尊重、洗練されたパッケージデザインの3つがブランド戦略の柱である」と説明した。
ベトナム産カカオの価値を国際的に高めるとともに、持続可能な製品づくりを推進する姿勢が再び国際舞台で認められた形となった。
エピキュール賞はフランスの専門誌『Le Monde de l’Épicerie Fine』が主催する、美食分野における賞である。
手工芸的かつ高品質な食品を対象として毎年開催されており、2025年は140以上の出展者と800人を超える業界関係者が参加した。
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