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化学薬品漬けモヤシ摘発、流通先はハノイの市場

2025年05月26日(月)07時00分 公開
化学薬品漬けモヤシ摘発、流通先はハノイの市場

<写真:nhandan.vn>

 

ベトナム北部のバクザン省において、食用が認められていない化学物質「6-ベンジルアミノプリン(6-BAP)」を使用してモヤシを製造していた業者が摘発された。

 

6-BAPは植物の成長促進剤として使用される化学物質であるが、人体に有害な影響を及ぼす恐れがあるため、食品への使用は禁止されている。

 

摘発されたのは、北江省バクザン市トースオン地区に居住するグエン・バン・タン容疑者(42)である。

 

タン容疑者は人目を避けた自宅近くの場所にモヤシの製造拠点を設け、監視カメラを用いて管理しながら、1日あたりおよそ500〜600kg、総計で約60tのモヤシを生産・出荷していた。

 

摘発現場では、約2.1tのモヤシのほか、大量の化学薬品およびそれらの容器が押収された。

 

製造されたモヤシは、早朝または深夜にハノイ市の市場へ搬送され、仲買人を通じて消費者に販売されていた。

 

警察の調査によれば、使用された化学薬品はFacebookやZaloなどのSNSを通じて匿名で入手されており、これが摘発を困難にする一因となっていた。

 

当局は偽食品や人体に有害な物質を含む食品の流通に対して厳格に対応する方針を示している。

 

今回のような違法行為に対しては、最高で無期懲役や高額の罰金、資産の没収、さらには一定期間の職業禁止処分が科される可能性がある。

 

警察は市民に対し、食品を購入する際には信頼のおける販売店を選び、商品の原産地や使用期限などの情報を確認するように呼びかけている。

 

また、不審な食品を発見した場合には、速やかに当局へ通報するように強く要請している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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