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アジアを代表する文化・芸術都市、ハノイがTOP10に選出

<写真:thanglong.chinhphu.vn>
イギリスのタイムアウト誌による2025年版「世界の文化・芸術都市トップ20」で、ベトナムの首都であるハノイ市が第9位に選ばれた。
これはアジアの都市の中で最高位であり、ハノイ市が地域を代表する文化拠点として国際的に評価された結果である。
このランキングは世界中の約1万8500人を対象に実施された調査結果を基に、各都市における文化体験の質や価格の妥当性といった要素が評価された。
その上で、各国で高評価を得た都市の中から編集部が最終的にトップ20を選定した。
第1位にはフランス・パリ、第2位にイタリア・フィレンツェ、第3位にはスコットランド・エディンバラがランクインした。
ハノイ市はアジア勢として唯一トップ10に入り、11位の中国・北京、13位のインドネシア・ジャカルタ、14位のインド・デリーを上回る結果となった。
タイムアウト誌の旅行編集者であるグレース・ビアード氏は「ハノイ市は文化・芸術体験の価格が最も手頃であり、地元住民の82%がそのコストパフォーマンスを高く評価している」と述べている。
同誌はハノイ市を「過去と現在が共存する魅力的な都市」と評し、旧市街では伝統楽器による生演奏が楽しめる一方、すぐ近くではロック音楽のライブが行われるなど、多様な文化が共存している点を強調した。
また、市内から少し足を延ばせば、伝統織物を活用したローカルデザイナーによるファッションショーなども体験可能であり、古さと新しさが融合する文化環境が高く評価された。
伝統音楽の分野においてはグループ「ドンキン古楽」が演奏技法や舞台演出に至るまで民族音楽の再現に尽力しており、その活動も注目を集めている。
さらに、同誌の別の調査によれば、ベトナム中南部のリゾート地ニャチャンが2025年夏の「注目すべき新興観光地」に選ばれており、文化と観光の両面においてベトナムに対する国際的関心が高まっている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。