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カフェ利用の長時間滞在客、店舗側は対応に苦慮

2025年06月02日(月)07時00分 公開
カフェ利用の長時間滞在客、店舗側は対応に苦慮

<写真:dantri.com.vn>

 

ベトナムでは近年、カフェが単なる飲食の場からリモートワークや学習の拠点としての役割を担う「モバイルオフィス」としての利用が定着しつつある。

 

しかし、少額の注文で長時間滞在する客の増加が、カフェ経営者にとって新たな課題となっている。

 

大手チェーン「The Coffee House」が電源コンセントを一時的に封鎖した対応が報じられると、SNS上では賛否両論が巻き起こった。

 

一部の店舗では保険会社や不動産業の営業チームが開店から閉店まで店内を占拠し、消費は最小限にとどまるという事例も見られていた。

 

こうした状況に対し、電源使用に追加料金を課す案や、Wi-Fi接続の時間制限、BGMによる心理的な退店促しといった「ソフトな追い出し策」が各所で試みられている。

 

一方で、長時間滞在者を潜在的なロイヤルカスタマーと捉え、より良い顧客体験を提供することで関係構築を目指す動きもある。

 

ホーチミン市でカフェを営むグエン氏は「顧客が支払うのは飲料代だけではなく、空間やサービス、感情的体験に対する対価でもある」と指摘する。

 

また、飲食業界の専門家であるタイン氏は、自由な働き方の普及に伴いカフェの役割が変化している現状を踏まえて「客を制限するのではなく、多様なニーズに応える空間設計と商品戦略が重要」と述べている。

 

今後、カフェ運営には短時間利用者から長時間滞在者まで幅広い顧客を取り込む柔軟なサービス設計と、データ活用による体験の個別最適化が求められる。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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