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薬剤乱用の影響、人口の約13%が慢性腎疾患

2025年06月18日(水)07時00分 公開
薬剤乱用の影響、人口の約13%が慢性腎疾患

<写真:giaoducthudo.giaoducthoidai.vn>

 

ホーチミン市腎臓学会のチャン・ティ・キム・リエン会長によれば、現在ベトナムでは人口のおよそ12.8%が慢性腎疾患を患っているという。

 

チョーライ病院人工腎臓科の統計によると、定期的に透析を受けている患者は400〜500人に上り、さらに毎日約60〜70人が緊急透析を必要としている状況である。

 

慢性腎疾患の主な原因としては、感染症や化学物質による中毒、高血圧や糖尿病などの基礎疾患、そして農薬との接触などが挙げられるが、特に深刻視されているのが自己判断による薬剤の乱用である。

 

軽度の筋肉痛や不調に対して、市販の鎮痛薬や抗炎症薬を繰り返し服用することが腎臓に大きな負担をかけ、慢性腎疾患の発症につながる例が多く報告されている。

 

また、インターネットや口コミなどを通じて紹介される未認可の薬品、出所不明の伝統薬や漢方薬を使用した結果、症状が悪化するケースも少なくない。

 

リエン医師は、慢性腎疾患と診断された場合には病状の進行を抑えることが最も重要であると強調しており、末期腎不全に至る前に適切な治療と生活管理を行うことの必要性を訴えている。

 

末期腎不全に進行すれば高額な透析治療が不可避となり、患者本人だけではなく、医療制度全体にも大きな負担を及ぼすため、予防と早期対応の徹底が不可欠である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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