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ハノイの小売賃料、中心部・郊外とも上昇傾向継続
2025年08月13日(本日)07時00分 公開

<写真:hanoimoi.vn>
不動産サービス大手CBREによれば、2025年第2四半期のハノイ小売市場では中心部と郊外の賃料が前年比1〜5%上昇した。
郊外の月額平均は1㎡当たり38.1ドル(約5650円)で前年同期比5.3%増、中心部は約173ドル(約2万5656円)に達し、依然として大きな価格差が存在している。
上半期にはAeon Xuân Thủyの開業により1万8000㎡の新規供給が加わり、年内にはVincom Megamall OceanとHanoi Centreが合計8万3000㎡を追加予定である。
商業施設の空室率は低く、特に利便性の高い立地や管理体制の整った施設では需要が堅調である。
一方、老朽化が進んだ郊外施設では空室増が見られる。
Cushman & Wakefieldの調査によれば、ハノイの小売供給総量は約140万㎡であり、その86%をモール型が占める。
1階部分の平均賃料は47ドル(約6970円)を超え、中心部や西部の案件での値上げが全体を押し上げた。
小売市場拡大の背景には、韓国のGS25や米国の7-Eleven、中国系のOh!SomeやKKVなど新規ブランドの進出がある。
医薬品小売も拡大傾向にあり、消費者の選択肢が広がっている。
一方、インフレや景気の不透明感から非必需品消費は低迷しており、路面店賃貸や小規模モールの空室問題は依然として課題である。
専門家は、テナント構成の最適化や地域人口動態に基づく賃貸戦略、イベントや販促活動の強化を提言している。
今後2年間で新たに17件・32万4000㎡の供給が予定され、西部がその37%を占める見通しである。
中心部の賃料高騰を背景に、郊外の大型かつ多用途の物件への需要シフトが進むとみられる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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