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電子タバコによる心肺停止、25歳女性が生死をさまよう
2025年08月20日(水)07時00分 公開

<写真:tuoitre.vn>
ホーチミン市の人民115病院は、電子タバコの長期使用が原因とみられる心肺停止に陥った25歳の女性患者の救命に成功した。
患者はおよそ2年間にわたり、日常的に電子タバコを使用していた。
この女性は勤務中に突如頭痛とめまいを訴え、意識を失った。近隣の病院で検査を受けたが、明確な異常は確認されなかった。
その後、自宅に戻った直後にけいれんを起こし、反応がなくなったため、人民115病院に緊急搬送された。
搬送後まもなく心肺停止の状態となり、医療チームは20分間にわたる心肺蘇生、除細動、およびV-A ECMO(体外式膜型人工肺)による高度な救命処置を実施した。
その後14日間の集中治療を経て、神経学的な後遺症を残すことなく回復に至った。
主治医らは、若年で基礎疾患のない患者における突発的な心肺停止について、電子タバコの影響である可能性が極めて高いと指摘する。
電子タバコに含まれる成分は心筋の再分極を阻害し、重篤な心室性不整脈を誘発する恐れがあるとされている。
特に、頻繁かつ長期間の使用、深い吸引の習慣、あるいは遺伝的素因を持つ者においては、発症リスクが一層高まる。
同様の症例は米国でも報告されており、非ニコチン型の電子タバコによっても心停止が引き起こされた事例が確認されている。
人民115病院のカオ・ホアイ・トゥアン・アイン副院長は「電子タバコは決して安全な代替品ではなく、呼吸器系、神経系、心血管系に深刻な悪影響を及ぼす可能性がある」と述べ、早急な使用中止を強く呼びかけている。
今後、政府および医療機関には、電子タバコの危険性に関する啓発活動の強化が求められるとともに、特にニコチンや依存性物質を含む製品に対する規制の強化が急務である。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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