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ホーチミンのサーカス劇場、2年の建設を経て開業式を挙行

<写真:thanhnien.vn>
ホーチミン市は19日、旧11区のフートー地区において「フートー多目的サーカス劇場」の開業式を挙行した。
本施設はホーチミン市の文化インフラ整備計画の一環として建設されたものであり、先進的な舞台設備を備えた新たな文化拠点として注目を集めている。
施設は地下2階・地上12階建て、延べ床面積約2万9500㎡、高さ57.5mであり、総事業費は約1兆3950億ドン(約78億1000万円)に上る。
主要施設には2000席の大ホール、300席の練習用ホール、展示・会議エリア、厨房付きの食堂、多目的に使用可能な屋上空間などが含まれる。
とりわけ大ホールには空中演技や落下演出に対応する最新技術が導入されており、国際基準の複合公演にも対応可能である。
本プロジェクトは2019年に建設が承認され、2023年4月に着工した。現在は機械・電気設備の調整段階にあり、正式な運用開始は2025年末を予定している。
施設の管理運営はホーチミン市文化スポーツ局および市芸術センターが担い、サーカスや音楽劇、マルチメディア公演、フェスティバル、MICE(会議・報奨・研修・展示会)など、多岐にわたる活動が計画されている。
開業式において、ホーチミン市人民委員会のチャン・ティ・ジエウ・トゥイ副委員長は、本施設が単なる公演会場にとどまらず、芸術家の交流や育成の拠点として、また国内外の観客を迎える新たな文化観光資源として機能することへの期待を表明した。
また、ホーチミン市当局は、今後の円滑かつ持続可能な運営を目指し、観客動員戦略やマネジメント体制の整備を文化スポーツ局に指示している。
フートー多目的サーカス劇場は、芸術、観光、創造産業、教育、国際文化交流を結ぶ重要な文化拠点として、ホーチミン市における夜間経済や文化産業の発展を牽引する役割が期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。