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ベトナム料理「コムタム」、日本の大手外食チェーンに初導入

2025年09月11日(本日)07時00分 公開
ベトナム料理「コムタム」、日本の大手外食チェーンに初導入

<写真:tuoitre.vn>

 

日本の大手外食チェーンである松屋フーズは、ベトナムの伝統料理「コムタム(砕き米ご飯)」をアレンジした「コムタム風ポークライス」を、全国1000店舗以上のメニューに加えた。

 

日本国内の大手飲食チェーンがベトナム料理を本格的に導入するのは極めて珍しく、ベトナム料理の国際的な普及における新たな一歩となる。

 

この導入のきっかけは、松屋の幹部がベトナム市場を視察中にコムタムを試食し、その独特な風味に着目したことである。

 

実現にあたっては、在日ベトナム大使館や現地企業と連携し、ベトナム産のST25米や魚醤といった本場の食材を使用することで、可能な限り現地の味を再現している。

 

ベトナム貿易代表部のタ・ドゥック・ミン商務参事官は、日本市場におけるベトナム料理の認知度は年々高まっていると述べ、フォー、バインミー、ブンチャーなどの多様な料理が徐々に受け入れられている現状を評価した。

 

また、今後の発展には、衛生基準の遵守、パッケージデザインの工夫、文化的背景を伝えるストーリーテリングの活用といった側面が重要になると指摘している。

 

松屋フーズは2024年末にベトナム市場へ進出し、現在ホーチミン市内に4店舗を展開中である。

 

日本国内でのベトナム料理の導入にとどまらず、現地市場への本格参入も進めており、2026年までに10店舗体制を目指している。

 

松屋フーズ・ベトナム法人の荒川賢社長は、ベトナムの消費者は味や品質に対する要求が高く、そうしたニーズに応えるために、現地の調味料を積極的に取り入れた商品開発を行っていく方針を示した。

 

すでに日本ではフォーをはじめとするベトナム料理が一定の浸透を見せており、今回の松屋によるコムタム導入は、ベトナム料理が日本の外食文化に根づく可能性を示唆している。

 

さらに、日本国内の一部スーパーマーケットでは、ベトナム産の魚醤の取り扱いも始まっており、今後の食品輸出拡大にもつながると期待される。

 

ベトナムと日本の貿易関係は好調に推移しており、2025年上半期の貿易総額は前年同期比9.93%増の約244億ドル(約3兆5692億円)に達している。

 

そのうち、ベトナムからの輸出は11.79%増の128億ドル(約1兆8724億円)を記録しており、両国間の経済的な結びつきは一層強まっている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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