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ベトナムのネット速度、世界トップ20入りを達成

<写真:cafef.vn>
ベトナムは8月に固定回線およびモバイル回線のインターネット速度において、いずれも世界上位20か国に入るという記録を初めて達成した。
特に固定回線では平均261.8 Mbpsを記録し、世界第10位にランクインした。
これは2025年3月時点の33位からの大幅な改善であり、通信インフラの飛躍的な進展を示している。
一方、モバイル回線における平均ダウンロード速度も152.17 Mbpsに達し、世界第16位となった。
この結果は、国内での通信技術の高度化とその普及が両輪で進行していることを示唆している。
これらの数値は、ベトナムインターネットネットワーク情報センター(VNNIC)が運営する速度測定プラットフォーム「iSpeed」のデータとも一致しており、同月における固定回線の全国平均速度は271.2 Mbpsを記録している。
インターネット速度の急激な向上の背景には、複数の技術的・構造的要因がある。
具体的には、海底および陸上光ファイバーケーブルへの継続的な投資、主要通信事業者による国内接続網の増強、新たな伝送方式であるXGS‑PONの導入、WiFi 6の普及、さらに将来のWiFi 7の展開などが挙げられる。
通信事業者各社、とりわけViettel、VNPT、FPTは、これらの技術を活用し、アップロード・ダウンロードともに対称的な速度を提供する次世代ネットワークの整備を推進している。
中でもViettelは、海底ケーブルの増強や国内ファイバー網の拡大を通じて、地方部にも高速インターネットを広く普及させつつある。
今後、ベトナム政府および民間セクターは、AR/VR、スマートホーム、8Kストリーミング、クラウドコンピューティングなどの先端技術に対する需要の高まりに対応すべく、デジタル変革をさらに加速させていく方針である。
高速通信インフラの全国的な普及は、経済成長の促進と情報格差の是正という観点からも極めて重要な意義を持つものである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。