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軍系通信大手Viettel、ダナンに海底ケーブル陸揚局を建設

<写真:thanhnien.vn>
ベトナムの軍系通信大手Viettelは、ダナン市において複数の先端技術インフラプロジェクトを展開する計画を明らかにした。7月1日には同市ハン川東岸に位置する「Viettelダナンビル」の着工式が実施された。
新設されるビルはViettelの頭文字「V」をモチーフに設計され、通信、情報技術(IT)、人工知能(AI)、宇宙航空、電子・ネットワークセキュリティ、クラウドコンピューティングといった分野の研究・開発・運用機能を統合する拠点となる。
数百人規模の技術者・研究者が勤務する予定であり、地域におけるテクノロジー人材の育成やスタートアップ支援も視野に入れた取り組みが進められる。
Viettelのタオ・ドゥック・タン会長によれば、同社は今後さらに2件の大規模プロジェクトをダナンで展開する予定である。
1つは2025年第3四半期に着工を予定する「ALCダナン海底ケーブル陸揚局」であり、これはベトナムにとって6本目となる国際海底ケーブルシステムである。
最大容量は1万8000Gbpsに達し、東アジア諸国との接続を担う重要な通信基盤となる見通しである。
もう1つは2026年第1四半期にホアカイン工業団地にて着工予定の「Viettelデータセンター」であり、中部地域において最大規模の施設となる。
本センターはUptime Tier 3の国際基準に準拠し、14メガワットの処理能力を有する設計となっている。
ダナン市人民委員会のルオン・グエン・ミン・チエット委員長は、これらのプロジェクトが市のデジタル経済戦略、国際金融センター構想、自由貿易区の形成、港湾物流拠点の整備といった政策において中核的な役割を果たすと述べた。
Viettelの新拠点が国内外の企業にとってデジタルトランスフォーメーションを推進するための重要な支援拠点となることが期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。