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新興のサンフーコック航空、11月に商業運航を開始

<写真:thitruongtaichinhtiente.vn>
ベトナムの大手コングロマリットであるサングループが設立した新興航空会社「サンフーコック航空(Sun PhuQuoc Airways)」が2025年11月1日より商業運航を開始する。
航空券の販売は同年10月中旬より開始される見込みである。
同社はフルサービス型の航空会社として位置づけられ、単なる航空輸送にとどまらず、リゾート宿泊、エンターテインメント、不動産といったサングループの既存事業と連携した統合的な旅行体験の提供を目指している。
初期の運航計画では、ハノイ=ホーチミン間で1日8便、ハノイ=フーコック間で5便、ホーチミン=フーコック間で8便、ハノイ=ダナン間で3便の運航が予定されている。
現在、同社はエアバスA321型機を3機導入済みであり、2025年末までにさらに4機を追加導入する計画である。
さらに2026年には国際線への展開を見据えて8機を追加導入し、2031年には大陸間路線への進出に向け、ボーイング製のワイドボディ機10機の導入を検討している。
なお、同社は2024年6月にベトナム当局より航空運送事業の営業許可を取得済みであり、今後の商業運航に向けては運航者証明(AOC)の取得が求められている。
同社への総投資額は2兆5000億ドン(約139億8250万円)とされており、2030年までに31機体制の構築を目標としている。
この航空事業は、サングループにとって観光、エンターテインメント、不動産に次ぐ新たな成長領域と位置づけられている。
現在、ベトナムの航空市場は回復基調にあり、2025年前半には旅客数が4130万人に達し、前年同期比で10%の増加を記録した。
そのような市場環境の中で、フルサービス型航空会社の選択肢が限られている現状に対し、サンフーコック航空は新たな選択肢として注目を集めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。