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異常気象でGDPが0.2%減少、ベトナムが国際支援を要請
2025年10月13日(月)07時00分 公開

<写真:vietnamplus.vn>
ベトナム農業・環境省は9日、同国が2025年に経験した異常気象により、国内総生産(GDP)が0.2%減少したことを発表した。
併せて、被災地域の復旧支援に対する国際社会の協力を強く呼びかけている。
農業・環境省のグエン・ホアン・ヒエップ副大臣によれば、2025年に入ってからベトナムは計20種類の自然災害に見舞われ、そのうち11件が台風(うち6つが上陸)、4件が熱帯低気圧であった。
これらの災害により238人が死亡し、約400人が負傷している。
家屋の倒壊、農地の浸水、インフラの損壊などを含む経済的被害は、およそ35兆ドン(約2171億円)に達している。
特に北部および北中部では記録的な洪水が相次ぎ、台風マットゥモの影響でタイグエン省では約20万戸が冠水した。
主要な道路や鉄道網も寸断され、電力供給にも深刻な支障が生じている。
ヒエップ副大臣は「今年の災害は例年とは性質が異なり、台風の進路や豪雨のパターンが大きく変化している。既存の防災対策では対応が困難な状況である」と述べ、気候変動による影響の深刻さを訴えた。
また、国連ベトナム常駐調整官ポーリン・タメシス氏は「多くの家庭が住居、生計手段、そして家族までも失っており、国際社会による緊急支援が不可欠である」と強調した。
ベトナムでは2024年の台風ヤギによっても甚大な被害が発生しており、その際には2500万ドル(約40億円)相当の国際支援および物資が提供された経緯がある。
現在も被災地域では約8万4000戸が浸水したままであり、住民たちは飲料水、食料、医療用品などの緊急支援を強く求めている。
農業の再建や生活基盤の回復も、今後の重要課題となっている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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