おすすめのプロモーション
Loading...
Loading...
Loading...

電動自転車の違法改造が横行、安全リスクに懸念

2025年10月15日(本日)07時00分 公開
電動自転車の違法改造が横行、安全リスクに懸念

<写真:tuoitre.vn>

 

ベトナム南部ドンナイ省において、中学生を中心とした生徒による電動自転車の違法改造が広がっており、交通事故や火災など重大な安全リスクが懸念されている。

 

同省の複数の中学校周辺では、外観や性能を改変した電動自転車で通学する生徒の姿が確認されており、中には最高時速60~70kmに達する車両もある。

 

これらの改造車は制動性能や構造強度の面で著しい安全性の欠如が指摘されている。

 

10月8日には、ドンフー村のタンラップ中学校付近において、交通警察と地元警察が合同で検査を実施し、改造電動自転車2台が摘発された。

 

これにより保護者が呼び出される事態となった。その後、校内での調査でもさらに3台の改造車が確認されている。

 

生徒らはインターネット通販で購入したICチップや大容量バッテリーを用いて、自力で改造を行っている。

 

また、校則を回避するために、学校外の駐輪場を利用するケースも報告されている。

 

ドンナイ省警察によれば、モーターやバッテリーの交換、速度制限装置の取り外しといった行為は明確な法律違反である。

 

現行の国家技術基準では、電動自転車の最大出力は250W、最高速度は時速25km、重量は40kg以下であり、かつペダルの装備が義務付けられている。

 

これらの基準を逸脱した車両は電動バイクや電動オートバイと見なされ、より厳格な法的規制の対象となる。

 

実際に、改造電動自転車が関与する交通事故も既に発生しており、複数人乗車やヘルメット未着用、走行中のスマートフォン操作といった危険行為とあわせて、深刻な被害を引き起こしている。

 

警察は、こうした違法改造が生徒本人のみならず、周囲の交通参加者の生命をも脅かすものであると警鐘を鳴らしており、家庭、学校、関係当局が一体となって厳格な指導と法令遵守の徹底を図る必要性を強調している。

 

 

[© poste-vn.com 2012-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


行きたいお店を見つける
Loading...
Loading...
Loading...
ホーム ニュース 生活情報 お店探し 掲示板