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ダナンに都市鉄道整備、空港とホイアンの接続を最優先に
<写真:plo.vn>
ダナン市は都市鉄道網の整備計画において、ダナン国際空港と世界遺産に登録されているホイアンを結ぶ路線の早期実現を最優先課題として掲げた。
この方針は24日に開催された「ダナン都市鉄道システム構築に関するシンポジウム」において、ダナン市当局により明らかにされたものである。
本整備計画は2045年までに総延長204km、全17路線の建設を目指す壮大な都市鉄道網構想であり、ダナン市の将来的な都市空間の拡張や最新の都市計画に基づいて策定されている。
優先的に整備される路線の第一段階としては、軽量軌道交通(LRT2)により空港とミーケー・ビーチ間の約7km区間、大量輸送鉄道(MRT2)としてベトナム・韓国大学から既存のダナン駅までの約17km区間の建設が、2025年から2030年にかけて実施される予定である。
第二段階では、2030年以降にこの路線をホイアンからタムキーおよびチューライまで延伸する計画が組み込まれている。
あわせて、国家高速鉄道のダナン駅と市中心部とを接続する支線の整備も優先的な検討対象とされており、この事業は国家プロジェクトの進捗と連動して実施される見通しである。
都市鉄道の建設資金については、国家予算による公共投資に加え、国際開発援助(ODA)や海外からの融資、さらには民間資本や官民連携(PPP)など多様な資金調達手段が想定されている。
ダナン市人民委員会のレ・クアン・ナム副委員長は、都市鉄道整備が単なる交通インフラの整備にとどまらず、同市の経済的・社会的発展、環境改善、観光および物流の活性化に大きく寄与する重要なプロジェクトであると強調した。
また「都市鉄道は未来への投資であり、持続可能な都市づくりの象徴である」と述べ、同計画に対する強い意欲を示した。
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