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今冬最強の寒気が北部に、16日頃から気温が大幅低下
<写真:laodong.vn>
ベトナム北部では16日から17日にかけて今冬最強の寒気が到来し、気温が大幅に低下する見通しである。
国家水文気象予報センターによれば、高地では氷点下に達し、平野部でも気温が16度を下回る可能性があるとされている。
10日夜以降、北部は弱い寒気の影響を受けて降雨が減少し、湿度も低下している。現在は雲の少ない晴天が続き、湿潤な南風も収束している状況にある。
本格的な寒気は16日から17日にかけて流れ込み、山間部では気温が5度を下回り、都市部でも最低気温が13〜16度にまで下がると予測されている。
平均気温は平野部で20度以下、山間部では15度以下になる見込みである。
米国の天気予報サイト「Accuweather」の予測によれば、ハノイの気温は17日までは最高27度、最低17度前後で推移する。
その後は最低気温が12度、最高気温が23度程度にまで下がる見通しである。
標高1500mを超えるラオカイ省のサパでは、最低気温が5度に達する可能性も指摘されている。
中部地域も寒気の影響を受け、17日以降はタインホアからハティンにかけて最低気温が16度以下、山間部では13度以下になると見込まれている。
この1か月間で北部地域にはすでに4回の寒気が流れ込み、10月19日にはランソン省のマウソンで気温が9度近くまで下がった事例も報告されている。
気象専門家によれば、2025年はラニーニャ現象の影響により寒気の到来が例年より早く、冬の寒さが厳しくなる傾向にあるとされている。
ラニーニャは2026年初頭まで継続する可能性が高く、とくに2025年12月から2026年2月にかけては、強い寒波が頻繁に発生する見込みである。
今後の見通しとしては、11月から12月にかけて寒気の発生頻度および強度がともに高まり、北東部やタインホアからダナン、クアンガイ東部にかけては平均気温が平年よりも0.5〜1度ほど低くなる可能性が指摘されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。