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ホーチミン中心部のマンション価格、過去10年で3倍に上昇

2025年11月20日(木)07時00分 公開
ホーチミン中心部のマンション価格、過去10年で3倍に上昇

<写真:vneconomy.vn>

 

オンライン不動産プラットフォーム「Batdongsan」の調査により、ホーチミン市で中心部のマンション価格が過去10年間で約3倍に上昇したことが明らかとなった。

 

同社のグエン・クオック・アイン副社長によれば、過去10年にわたり、ホーチミン市中心部の不動産価格が全体的に上昇傾向を示している。

 

特にマンション価格は、2015年には1㎡あたり3100万ドン(約18万1780円)であったが、現在では9200万ドン(約53万9490円)にまで上昇しており、地価上昇(4.8倍)に次ぐ伸び幅を記録している。

 

中心部の1区では、既存マンションの平均流通価格が1㎡あたり4億1300万ドン(約242万3230円)に達しており、2区では3億1400万ドン(約184万2500円)、さらに3区およびビンタイン区では1億1500万〜1億8500万ドン(約67万4360〜108万4840円)で取引されている。

 

新規分譲マンションの価格も高騰しており、現在では1㎡あたり2億〜5億ドン(約117万2800〜293万2000円)となり、年間10〜30%のペースで上昇を続けている。

 

供給と需要の乖離も顕著であり、2025年1月から9月までの供給シェアは全体の28%にとどまる一方、検索需要は全体の45%を占めた。

 

こうした供給不足と需要の高さが、価格上昇の大きな要因となっている。

 

さらに、都市構造の変化に伴い、中心部の定義にも再考の動きが見られる。

 

現在では地理的な中心よりも、インフラ整備の進展、企業の集積、雇用創出、外国直接投資(FDI)の流入といった都市機能を重視する傾向が強まっており、その中でトゥーティエム地区が新たな中心地として注目を集めている。

 

トゥーティエム地区では、2025年第3四半期時点において、マンション価格が1㎡あたり8000万〜1億2000万ドン(約46万9120〜70万3680円)に達し、前年比で32〜48%の上昇率を記録した。

 

同地区は市内供給の6割以上を占めており、高級物件が大半を占める。

 

一方で、中心部における価格高騰により、従来のエリアでは今後の成長余地が限定的になりつつある。

 

そのため、トゥーティエムをはじめとする新興地域が今後の投資の焦点になると見込まれている。

 

専門家は購入者に対し、中心部への過度な依存を避け、インフラ整備が進展するエリアを対象とした長期的視野に立った投資を推奨している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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