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中部で過去最悪の洪水被害、数万人が孤立状態に

2025年11月21日(本日)07時00分 公開
中部で過去最悪の洪水被害、数万人が孤立状態に

<写真:plo.vn>

 

ベトナム中部のダクラク省東部(旧フーイエン省)およびその周辺地域において、過去30年以上で最悪とされる豪雨・洪水が発生し、数万人の住民が孤立状態に陥っている。

 

11月18日から19日にかけて降り続いた豪雨により、河川が氾濫し、数万戸に及ぶ住宅が浸水した。現在も救助活動が続けられている。

 

19日にはホー・クオック・ズン副首相が現地を視察し、地元当局との間で緊急会議を開催した。

 

副首相は「一刻一秒が重要である。住民の安全確保を最優先せよ」と述べ、救助隊および支援物資の即時動員を指示した。

 

孤立地域に対しては、天候が許す限り軍のヘリコプターによる救援も実施される予定である。

 

被害が特に深刻なのは、ダクラク省東部のトゥイホア市、ドンスアン地区、トゥイアン地区である。

 

これらの地域では複数の河川が警戒水位を大幅に上回り、住民の避難が困難となっている。

 

ソンバーハ水力発電所では貯水容量が限界に達し、19日には毎秒1万6100㎥という記録的な放流が行われた。

 

この放流により「上流からの洪水」と「発電所からの放流」が重なる複合災害が発生した。

 

現在までに約5600人が避難したが、孤立地域の一部には未だ救助隊が到達できていない。トゥイアン区ソンカウ地区では地滑りにより1人が死亡したことが確認されている。

 

隣接するザライ省やカインホア省でも被害が拡大しており、警察および軍隊が動員され、住民の避難支援や救援物資の配布が続けられている。

 

特にカインホア省ニャチャン市の西部では再び水位が上昇しており、さらなる浸水被害が懸念されている。

 

19日午後には、主要幹線道路である国道29号、国道26号、国道19C号などの複数箇所で冠水や土砂崩れが発生し、通行が不可能となった。

 

建設当局による復旧作業が進められているが、断続的な降雨により作業は難航している状況である。

 

当局は引き続き警戒を呼びかけるとともに、被災地に対する支援体制を一層強化していく方針を示している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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