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タイのカフェ大手アマゾン、ベトナム市場から正式撤退

2025年11月25日(本日)07時00分 公開
タイのカフェ大手アマゾン、ベトナム市場から正式撤退

<写真:znews.vn>

 

タイ最大のカフェチェーン「カフェ・アマゾン(Café Amazon)」が、ベトナム市場から正式に撤退した。

 

2020年11月にホーチミン市で第1号店を開業して以来、約5年間にわたって事業を展開してきたが、2025年11月18日をもってすべての店舗営業を終了した。

 

ベトナム国内の全店舗ではすでに看板の撤去と物件の返却が完了しており、一部の店舗には他の事業者が新たに入居している。

 

SNSの公式ページにおいても「営業終了」の告知がなされており、撤退は既定の方針と受け止められていた。

 

運営母体であるORC Coffee Passion Group(ORCG)の解散は、2025年10月初旬にバンコク証券取引所への報告を通じて明らかにされた。

 

ORCGは、セントラル・レストランツ・グループ(Central Restaurants Group、Centel傘下)が40%、PTTグループ傘下のPTTOR International Holdings(シンガポール)が60%を出資する合弁企業である。

 

Centelは撤退の理由として「事業の優先順位の再構築」と「市場環境への対応」を挙げており、同合弁事業には2025年8月末時点で172万ドル(約2億6960万円)を投資していた。

 

カフェ・アマゾンは、タイ国内で5000店舗以上を展開する大手カフェチェーンであり、その多くはガソリンスタンド併設型という独自モデルを採用している。

 

しかし、ベトナムでは同様のインフラが未整備であり、最大時でも国内展開店舗は12店にとどまった。

 

店舗は主にホーチミン市内に集中し、メコンデルタ地域にも少数展開していたが、国内市場ではハイランズコーヒー、フックロン、Katinat、スターバックスといった既存の強力な競合チェーンとの競争に直面し、事業拡大は限定的であった。

 

今後、カフェ・アマゾンはラオス、フィリピン、日本、オマーン、バーレーンなどにおいて、フランチャイズモデルを中心とした海外展開へと戦略の軸足を移す方針である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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