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サイゴン大聖堂がライトアップ、総延長1000kmのLEDイルミ
<写真:tcdulichtphcm.vn>
ホーチミン市中心部に位置するサイゴン大聖堂において、2025年12月1日から2026年1月5日までの期間、総延長1000kmに及ぶLEDイルミネーションが点灯される。
点灯時間は毎日18時45分から23時までとされ、クリスマスおよび新年を祝う華やかな雰囲気を市民や観光客に提供する。
大聖堂の修復責任者であり、ホーチミン大司教区の総代理を務めるイグナチオ・ホー・ヴァン・スアン神父によれば、装飾作業はすでに完了しており、11月末より試験点灯が開始されている。
今回のイルミネーションは前年の約2倍に相当する規模であり、地球儀、星、鐘などのモチーフが屋根や塔の各所に施されているほか、塔にはクリスマスツリーを模したLEDライトも設置された。
なお、同教会は2017年より大規模な修復工事を実施中であり、今回のイルミネーションは修復中の外部足場を覆う形で取り付けられている。
使用されているLEDは発熱しないタイプであり、周囲の樹木や建物構造への悪影響を回避しつつ、運用コストの抑制にも寄与している。
サイゴン大聖堂は、1877年に建設が開始され、1880年に完成した歴史的建造物である。
1959年にはローマ教皇庁より小バシリカの称号が授与され、現在では高さ60.5mの塔を有するホーチミン市の象徴的存在となっている。
クリスマスや旧正月のシーズンには、多くの市民や国内外の観光客が訪れる名所として親しまれている。
老朽化の進行により開始された修復工事は、当初2〜3年での完了が見込まれていたが、建物の損傷の深刻さに加え、新型コロナウイルスの影響も相まって、完了時期は2027年へと延長された。
現在は、塔、屋根瓦、鐘楼、内部の装飾レンガ壁といった主要4部位の修復が順次進められている。
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