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電動バイク用バッテリー交換ステーション、ホンダが2026年に導入へ

2025年12月17日(水)07時00分 公開
電動バイク用バッテリー交換ステーション、ホンダが2026年に導入へ

<写真:auto5.vn>

 

ホンダが2026年よりベトナムにおいて、電動バイク向けのバッテリー交換ステーション「Honda Power Pack Exchanger e:」の運用を開始する予定である。

 

同装置は、電動二輪車の普及を支える中核インフラとして位置づけられ、すでに日本やインドをはじめとするアジア諸国で展開が進められてきた。

 

2022年に商業化されたこの交換機は、都市部を中心とした電動モビリティの利便性向上に寄与するものとして注目を集めている。

 

Honda Power Pack Exchanger e:は、金属製筐体内に複数のバッテリーモジュールを格納しており、ユーザーは数分で充電済みのバッテリーとの交換が可能である。

 

各バッテリーモジュールは独立して稼働し、バッテリーマネジメントシステム(BMS)によって温度・電圧・電流が常時監視され、安全性と充電効率が確保されている。

 

また、防塵・防水構造を採用しており、屋外設置にも適した設計となっている。

 

本機はホンダのクラウドベースの管理システムと接続されており、リアルタイムでのバッテリー状態の監視、在庫管理、ユーザー管理が可能である。

 

家庭用充電に比べて安全性が高く、バッテリーの劣化を抑制する効果もあるとされている。

 

現在、ベトナム国内ではホンダの電動バイク「CUV e:」および配達業務向けの「Benly e:」が交換式バッテリーに対応しており、全国18か所の販売店においてバッテリー交換対応が行われている。

 

ただし、これらの店舗では現時点において専用の交換ステーションは導入されておらず、標準的な単体充電器による運用が行われている。

 

ベトナムでは過去にも電動バイクのバッテリー交換モデルの導入例が存在した。

 

VinFastは2020年に一部車種で交換モデルの実証を行ったものの、2022年末に一時的に運用を停止していた。

 

しかし、電動バイク市場の成長に伴い、2025年には事業を再開し、パートナー企業とともに交換ステーションネットワークの拡充を目指している。

 

他にも、Selex Motorは2023年より宅配業者向けに交換ステーションの設置を進めており、すでに数百か所の拠点を運営中である。

 

また、TMTも2025年から同市場への参入を予定しており、既存の給油所を活用したバッテリー交換拠点の整備を計画している。

 

こうした中、ホンダによるバッテリー交換ステーションの導入は、電動バイクの普及および関連インフラの整備を加速させる重要な動きとして注目されている。

 

今後、同社の取り組みがベトナムにおける持続可能なモビリティの実現にどのように貢献するかが期待される。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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