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ネスレ・ベトナム、乳児用粉ミルクを自主回収
<写真:baohatinh.vn>
ネスレ・ベトナムは1月8日、乳児向け粉ミルク「NAN」ブランドの17ロットについて、自主的かつ予防的措置として回収を実施すると発表した。
本対応は親会社であるネスレが世界的に一部粉ミルク製品の回収を進めている動きに伴うものである。
同社の説明によれば、対象製品は欧州で製造された「NAN INFINIPRO A2」および「NAN OPTIPRO PLUS」シリーズの一部ロットであり、ベトナム国内において正式に輸入・流通されたものに限定される。
製品から有害物質が検出されたわけではないが、原材料であるPUFA油にバチルス・セレウス菌由来の毒素「セレウリド」が微量に含まれていた可能性が否定できないため、予防的措置として回収を決定したとしている。
同様の理由により、ネスレは2025年12月から段階的に、世界50カ国以上において粉ミルク製品の回収を開始している。
対象国には中国、ロシア、フランス、オーストラリア、ブラジルなどが含まれ、該当ブランドとして「NAN」シリーズのほか、「BEBA」「ALFAMINO」「Lactogen Harmony」などが挙げられている。
今回の事案を受け、ベトナム保健省は電子商取引サイト等に対し、該当製品の販売停止および関連情報の削除を要請している。
また、食品安全局はネスレ・ベトナムに対し、輸入状況および対応策についての報告書を1月10日までに提出するように求めた。
なお、同社はベトナム国内において「BEBA」および「ALFAMINO」ブランドの製品は一切取り扱っていないと強調している。
今回の回収発表により、正規輸入品のみならず、「並行輸入品」や「手荷物による持ち込み品」に対しても消費者の不安が高まりつつある。
インターネット上では、対象ロットと一致する製品を購入・使用した家庭からの懸念の声が多く寄せられている。
専門家は、セレウリドが加熱によっても分解されにくい耐熱性毒素である点に言及し、摂取すれば嘔吐や腹痛などの急性食中毒症状を引き起こす可能性があると警告している。
一方で、過度に不安を抱かず、信頼できる正規流通ルートを通じて製品を購入するように呼びかけている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。