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AI時代の波に揉まれる中年、ホワイトカラーに試練

2026年01月16日(本日)07時00分 公開
AI時代の波に揉まれる中年、ホワイトカラーに試練

<写真:vietnambiz.vn>

 

AIの進化と企業による人員再編の影響により、40代のベトナム人ホワイトカラーが職を失い、再就職に苦慮するケースが増加している。

 

ハノイ市で銀行業界の財務データ分析チームを率いていた40歳男性は、10年以上勤めた職を2025年半ばに自ら退職した。

 

長時間労働に加え、上司の「感覚」に従った報告書の修正が続き、成果が正当に評価されることはなかった。こうした状況により精神的な疲弊が蓄積し、退職の決断に至ったという。

 

就職支援企業TopCVの2025年報告によれば、全国で約10%の労働者が解雇され、15%が兼務を強いられ、20%が自主的に転職している。

 

なかでも、40歳以上の世代Xにおいては19%が職を失い、最も大きな影響を受けた層となっている。

 

AIの導入により、従来は経験と専門性が重視されていた分析業務が効率化され、データ部門の再編が進行している。

 

企業は高給の中堅層を削減し、AIツールを活用しながら基本スキルを有する若手人材へとシフトする傾向を強めている。

 

外資系企業に勤務していた技術者の42歳男性は、給与削減を経て解雇され、半年間にわたり職を探すことを余儀なくされた。

 

再就職には成功したものの、収入は前職の7割に減少し、業務量も増加したという。

 

人材業界では、月収3000万〜5000万ドン(約18万〜30万円)の中堅社員1人分のコストで、若手2〜3人を雇用できるという経済合理性が指摘されており、中高年層の雇用が見直されつつある。

 

ただし、Z世代は企業に対する忠誠心が低く、感情コントロールや危機対応能力にも課題があるとされ、長期的な戦力としての不確実性がリスクとして存在する。

 

専門家は、40代以降の解雇リスクに備え、20〜30代のうちから技術スキルの習得や人的ネットワークの構築、副業の実践、財務基盤の整備といった「職業的免疫力」の醸成が重要であると説いている。

 

AI時代においても、独自の専門性や柔軟な働き方によって活路を見出す動きは存在する。

 

ある広報職の39歳男性は、AIでは代替しにくい分野で副業を展開し、従来の生活水準を維持しているという。

 

中年ホワイトカラーの雇用環境は一層厳しさを増しており、早期からのキャリア戦略と柔軟な対応こそが、生存の鍵となっている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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