ベトナムの国債、国民一人あたり$1500に

2018年08月17日(金)00時00分 公開
ベトナムの国債、国民一人あたり$1500に

 

<ハノイで橋の建設現場で働く作業員 Reuters/Kham社 提供>

 
 

ベトナム政府が発表した新たな報告書によると、2018年度のベトナムの国債が国民一人あたり$1500(約16万5000円)にまで増加したという。

 
 

計画・投資省がPhuc首相に提出した報告書によると、今年度末までに国債が3兆5300億円まで増加しGDPの63.92%にまで到達したことが明らかになった。

 
 

2018年から2020年までのODA(政府開発援助)に関する報告書では国債の上限をGDPの65%までと定めている。

 
 

国債には中央政府の負債、地方自治体の負債、政府の保証するローンなどが含まれている。

 
 

報告書では今年は国債の内訳で中央政府の借金の割合が大きく2900兆ドン(約1兆4500億円)となりGDPの52.5%を占めていることが分かった。

 
 

国債はGDP成長率の6.53%でインフレーション率が4%となることが予測されている。

 
 

これらの数字をもとにすると2018年度は国民一人あたり3500万ドン(約17万5000円)の借金を抱えている ということになる。前年度は3130万ドン(約15万6500円)であったため、今年は国民ひとりあたりおよそ400万ドン(約2万円)負債が増加した。

 
 

計画・投資省はGDPに対する国債の割合が少しずつ減少しており来年は63.46%、2020年には62.58%となる見込みだと発表した。

 
 

ただ国債の合計金額は今後2年間で増加し、来年度は360兆ドン(約1兆8000億円)、再来年度は380兆ドン(約1兆9000億円)となる見込みだ。

 
 
近年ベトナムの国債は増加しており、2013年から2017年にかけて6.8%ほど増加した。
 

5月に行われた会議で財務省は国債が増加している原因は過剰な支出にあるとの見解を述べた。

 
 

国債の増加傾向が続くようであればベトナムは借金の返済に苦しむことになるだろう。つまり国債の増加を返金できないまま借金のみが増加していくことになるとの見解を財務省は示した。

 

出典:e.vnexpress.net

 

 

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