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カラオケやバーで数百人が薬物使用か
<ドンナイ省で摘発されたオゾンバーの様子(写真提供:Photo by VnExpress/Thai Ha.)>
警察は22日早朝、ドンナイ省、クアンナム省、バクジャン省にあるバーなどを3ヵ所摘発し、200人以上が禁止薬物の検査で陽性反応が検出された。
ドンナイ省南部のビエンホアにある5つ星ホテルセントラル・パークホテルの4階にあるオゾンバーに警察が突入した時、店内で踊っていた客らは持っていた薬を床に捨て逃走しようとしたという。
警察は、錠剤と粉末などのビニール袋を押収したという。
摘発により、250人が警察署に連行され、18歳~30歳までの150人が禁止薬物の検査で陽性反応を示したという。
バーの代表者によると、今年の初めから事業の法的文書の発行ができず84人の従業員が労働契約を結んでいなかったという。
バクジャン省北部では警察がViet Yen自治区のカラオケ店、ロイヤルKTVを摘発し、66人が禁止薬物を使用していたという。
9月22日時点で、49人が禁止薬物の検査で陽性反応を示し、そのうちほとんどが女性従業員だったという。
地方当局は、亜酸化窒素(N2O)などの笑気ガスとは別に、使用されていた薬物の袋を押収した。
クアンナム省の中央部にあるタムキでは、Le Loi 通りにあるカラオケParadiseにいた28人の客と従業員4人が薬物検査で陽性反応を示したという。
カラオケの所有者のクアンガイ省に住んでいるTran Cao Tuyenさん(52)は地元当局に事業の法的文書を提示することができなかったという。
ベトナムの若者で間で、禁止薬物の使用が増加していると報告がされている。
昨年9月には、ハノイの音楽コンサートで7人が薬物過剰摂取により死亡した。
警察によると、2017年末時点で、22万2000人以上の薬物中毒者がおり、若者は、メタンフェタミン、エクスタシー、ケタミンなどの合成薬を使用しているという。
薬物の製造や取引などに対する法律が厳罰化されるにも関わらず、薬物の使用は増加しているという。
ベトナムは南アジアの薬物取引拠点として知られるゴールデンクレセントに次いで、世界第2位の薬物生産地域であるタイ、ラオスとミャンマーで構成されたゴールデントライアングルの中間地点に位置しているため麻薬取引拠点となっている。
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