観光客も安心! ベトナムでのGrab(グラブ)の使い方を紹介!
ベトナムでは、タクシーに乗って移動する際、タクシー会社のタクシーを捕まえる他に配車アプリでタクシーを手配する方法があります。
中でも、ベトナムではGrab(グラブ)というアプリは、タクシーを手配する際に最も利用されているアプリの1つです。
今回は在住者だけではなく、観光客にも人気のタクシーアプリ「Grab」の登録方法や使い方を紹介します!!
Grabとは?
ベトナムはバイク大国と呼ばれるほどバイクで移動する人が多く、あまり電車やバスが普及していません。
そのため、観光の際にはタクシーを利用する必要があり、その際にぜひ使いたいのが「Grab」という便利な配車アプリです。
「Grab」はマレーシアを拠点にサービスを展開する配車アプリで、マレーシアやシンガポール、タイなどで使用されています。
ベトナムでは「Grab」の他に「Uber」という配車サービスアプリも普及していましたが、Uberは2018年3月にGrabによって買収されたため、現在ベトナムではGrabが圧倒的にシェアを占めています。
Grabのメリット
Grabには、流しのタクシーを捕まえるよりも複数の利点があります。
①すぐに車/バイクを手配できる
ベトナムで圧倒的シェアを誇るグラブ。そのため、ドライバーが多数いるため、すぐに車やバイクを手配することができます。
②バイク移動が体験できる
ベトナムといえば、バイクですよね。1人旅をする方にぜひ体験してもらいたいのがバイク便です。グラブバイクはタクシーに比べると安い料金で利用することができ、日本では体験できない混沌とした道路を楽しむことができます。
③事前に目的地が設定できる
グラブでは、配車の予約をする際に目的地の設定が必要です。そのため、目的地が明確になっており、ベトナム語が分からない場合でも安全に利用することができます。
④料金が事前にわかるのでぼったくりがない
Grabは車やバイクを予約する際に、出発地と目的地を設定すれば料金が事前に表示されるので、ドライバーから不当な価格を要求されることがありません。そのため、ぼったくりなどの心配がなく、安心して利用することができます。
⑤支払いがクレジットで楽
グラブではクレジットカードで支払いをすることができます。アプリでクレジットカードの情報を登録ができるので、慣れないベトナムドンで払う必要もありません。
また、お金を払ってお釣りを待つ手間を省くことができ、大きい額のお金しかなくてドライバーがお釣りを返せないという問題にも直面することはありません。
デメリット
①時間によって価格が変動する
Grabでは配車の予約時に料金が決められていますが、同じ現在地から目的地まで予約したとしても、時間帯や需要と供給のバランスによって価格が変動することがあります。しかし、価格が変動していても予約時に一度決められていた金額から値上がりすることはないので安心です。
②ドライバーから電話がかかってくることがある
Grabではドライバーから「あと◯分で到着するよ」、「到着したよ」などベトナム語で電話がかかってくることがよくあります。もしベトナム語が分からない場合は、「I can not speak Vietnamese 」と伝えると大抵のドライバーが理解してくれます。
グラブのアプリダウンロード〜設定
アプリをダウンロード
まずはGoogle PlayやApple Storeで「Grab」と検索してダウンロードします。
グラブは日本語対応はしておらず、英語かベトナム語で使用することができます。
会員登録
ダウンロードが完了したら、アカウントを登録します。
アカウントの登録方法には、携帯の電話番号、Facebookアカウント、Googleアカウントのいずれかがあります。
登録後、電話番号に認証コードが届くので、ベトナムでSIMカードを購入するか、ベトナムで携帯が使えない場合は日本で登録を済ませておく必要があります。
また、電話番号登録で登録できない場合がありますが、その場合は過去に同じ電話番号が登録されていた可能性があるので要注意です。
アプリの言語設定
登録したら、アプリの言語を設定します。
ベトナム語または英語で利用することができるので、利用しやすい方を選択します。
クレジット払い設定
クレジットでの支払いを希望する場合、事前にクレジットカードの情報を登録する必要があります。
画面下部にある「Payment」をタップして支払い画面を開き、右上の設定ボタンを選択すると「Finance Settings」の画面に変わります。
次に「All payments methods」を選択します。
「Payment Method」という画面に遷移したら、「Add Payment Method」を選択します。
4つの支払方法の追加が表示されるので、「Cards」を選択してください。
クレジットカードの番号、有効期限、暗証番号を入力すると、クレジットカードの情報を登録することができます。
大半の場合、カード発行元の銀行からワンタイムパスワード(OTP)の入力が要求されるため、間違いのないように入力し、Continueを選択しましょう。
プリペイドでの支払い設定
①Mocaへの登録
Paymentのページより「Activate Now」をクリックしてMoca Walletのアクティベートを行います。
アクティベートには、ベトナムの電話番号、ATMカード情報、パスポートの情報入力と写真撮影、自撮りの顔写真が必要です。
交通費の予算がある場合やどのくらい使っているかを把握したい場合に便利です。
②Moca Walletで金額をチャージ
アクティベートが終わると、Paymentの画面上に「Top Up」が表示されるため、チャージしたい金額(最低チャージ金額:5万ドン)を入力します。
その後、ワンタイムパスワード(OTP)の入力が求められるため、間違いのないように入力しましょう。
また、Moca Walletによるチャージに使用できるのは国際デビットカードとベトナムのATMカードのみで、クレジットカードは使えません。
その他の支払い方法
Mocaやカードでの支払い以外に、Zalo Payやベトナムの銀行口座(VietinBank)と連携させる支払い方法があります。
Zalo Payは日本で言うLINE Payのようなもので、VietinBankはMocaに連携させて使用することができます。
ZaloPayを利用するにはZaloPayまたはZaloのいずれか、VietinBankの口座の連携にはVietinBank Appのダウンロードとログインが必要です。
目的地設定までの手順
車またはバイクを選択
登録ができたら、配車をします。ホーム画面では配車、グラブフード、デリバリーサービスなどが表示されています。
配車をする場合、車かバイクを選択しましょう。車やバイクは、後から変更することができます。
目的地を設定
まずは、目的地を入力します。
目的地を入力すると、現在地が表示されます。
現在地は自動で入力されますが、乗車場所を変更したい場合は現在地の表示をタップするか、ピンを操作して変更することが可能です。
また、目的地の検索欄右にある「+」のボタンを押すと、最終目的地の前に別の目的地を追加することができます。
もし一緒に行動していた人と別れて行動する場合などに活用することができるので、ぜひ覚えておきたい機能です。
また、「Ride to Saved Places」のボタンにはそれぞれ+マークがついており、クリックすると自分の仕事先や家の住所、よく利用する目的地を予め設定することが可能です。
事前に目的地を登録するには、Home、Workもしくは自分で名前を決めて目的地を保存できるNewから当てはまるものを選びます。
保存先を決定したら、目的地の入力に移ります。
もし住所を入力しても目的地が検索されない場合はChoose from Mapを選択し、マップから直接探しましょう。
住所の入力が終わったら、目的地の表示名を決め、保存ボタンを押すだけです。
予め目的地を保存していれば、わざわざ住所を入力する手間を大幅に削ることができるため、覚えておいて損は無いテクニックです。
車種を変更したい場合
車両の種類を変更したい場合は、画像上のバーを上部に向かってスクロールして変更することができます。
車の種類には、グラブカー(4人乗り)、グラブカー7(7人乗り)、グラブカープラス、バイクの種類にはグラブバイク、グラブバイクプラスがあります。
プロモーションをチェック
画面左下の「Offer」ボタンでは、割引情報を確認することができます。
有効期限が決められているものや、乗車した際に付与されたポイントと交換できる割引があるので要チェックです!
支払い方法の選択
支払い方法は、左下のボタンを押して変更することができます。
クレジットカードやプリペイドの設定を済ませておくと降車時に現金を支払う必要がなくなるため、ベトナムドンでの支払いに慣れていない方や、手間を省きたい方におすすめです。