2018年06月18日

ベトナムに行く前に打つべき予防接種|必要なワクチンの種類や接種スケジュールも紹介

 

 

ベトナムへ行く際は、渡航前に予防接種をすることが推奨されています。ベトナムには現地の感染症や流行している病気があります。ベトナムで健康的な生活を送るためにも渡航前の予防接種は日本の外務省からも推奨されています。特に体の免疫力がまだ弱い子供の予防接種は必ず行った方がいいでしょう。予防接種の中には複数回接種するのが必要なものもあるため、ベトナムに渡航する3〜4ヶ月前から医療機関などで、接種するワクチンの種類と接種スケジュールの相談をすることが推奨されています。万が一、ベトナムへの渡航前に予防接種を行うことができなかった方は、ベトナムでもワクチンの接種が可能です。ベトナム渡航前に接種するべきワクチンの種類や接種スケジュール、ベトナム渡航後の現地でのワクチン接種方法をご紹介します。

 

 

ベトナム渡航前に接種すべきワクチン

 

A型肝炎

A型肝炎は汚染された水や食べ物を口にした際に感染する病気です。主に、上下水道環境が整備されていない東南アジア、アフリカ、中南米などで感染者が多く確認されています。発症すると、嘔吐や食欲不振などの消化器官に関する異常が発生します。肝機能低下により、黄疸(おうだん)が症状として現れることもあります。多くはありませんが、症状が悪化すると最悪の場合、死に至ることもあります。現在の日本では60歳以下の人はA型肝炎に対する抗体保有率が特に低いとされているため、ワクチンの接種が推奨されています。

 

・ワクチン接種スケジュール

A型肺炎のワクチンは合計で2回接種することが必要です。ワクチンを1回目接種後、6〜12ヶ月後に2回目を打ちましょう。

しかし、15歳以上用のA型肝炎予防ワクチンは、現在ベトナムでは在庫が無い状態となっていて、A型・B型混合ワクチンのみ接種可能です。
接種スケジュールは、全3回です。1回目接種後から、1ヶ月後に2回目、6ヵ月後に3回目を接種しましょう。

 

狂犬病

狂犬病は発病すればほぼ100%が死亡するといわれている恐ろしい病です。病名に「犬」という漢字が使われていることから「犬に噛まれなければ狂犬病にはならない」という認識を持った人が多くいます。しかし、狂犬病ウイルスは犬だけではなく、キツネ、アライグマ、コウモリなど様々な動物が保有していることが特徴です。また、狂犬病ウイルスを持った動物に傷口を舐められただけでも感染する可能性があります。世界中で毎年約5万人の死者が出ており、その95%はアジアとアフリカで発生しています。ベトナムには野良犬がたくさんいますし、ペットの犬も放し飼いをされていることが多いです。渡航前には必ずワクチンを打つようにしましょう。

 

・ワクチン接種スケジュール

狂犬病のワクチンは最低でも合計3回接種することが必要です。ワクチンを1回目に接種後、7日後に1本、28日後に1本打ちましょう。ただし、ワクチンで100%狂犬病を予防することはできないため、動物に噛まれた後は直ちにに追加接種が必要になります。

ベトナムでは狂犬病の接種方法が最近、変更になりました。ベトナムでは現在、全2回の接種で、1回目接種後、7日後に2回目接種が必要です。


日本脳炎

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを保有する蚊に刺されることによって感染する病気です。症状としては40℃を超える高熱、下痢、嘔吐、意識障害、痙攣(けいれん)などが挙げられます。主にベトナムやカンボジアを始めとする東南アジア諸国で感染者が確認されています。脳炎患者の死亡率は20~40%とかなり高いことが特徴です。また、回復した場合でも半数程度は重度の後遺症が残ってしまいます。感染後の治療薬は特になく、症状に応じた対症療法が行われます。


・ワクチン接種スケジュール

日本脳炎のワクチンの接種回数は年齢によって異なります。18歳以下の場合、1回目の接種後、1年後に2回目を打つことが必要です。18歳以上の場合、1回の接種で大丈夫です。

 

B型肝炎

B型肝炎は血液を介して感染する病気です。感染経路としては、性行為、輸血、臓器移植、入れ墨、母子感染などが挙がれます。また、症状としては倦怠感や発熱、食欲不振、黄疸(おうだん)等が挙げられます。B型肝炎には、一時的な感染で終わる「一過性感染」と症状が6ヶ月に及んで続く「持続性感染」の2種類があります。いずれも、同一のワクチンで予防をすることが可能です。


・ワクチン接種スケジュール

B型肝炎のワクチンは全部で3回接種することが必要です。1回目の接種後、1ヶ月後に2回目、6〜12ヶ月後に3回目を打ちましょう。

 


腸チフス

腸チフスはサルモネラ菌の一種であるチフス菌によって引き起こされる病気です。サルモネラ菌は主に、汚染された飲料水や食料品、鶏や牛などの家畜の腸内に生息しています。この腸チフスはベトナムやカンボジアをはじめとする東南アジア、アフリカなど衛生環境があまり整っていない地域で多発しています。

腸チフスに感染した場合、下痢、嘔吐、高熱、頭痛、関節痛などを発症します。また、症状が悪化してしまった場合は腸壁に穴が空いてしまう腸穿孔(せんこう)、胆汁の生成や有害物質の解毒・分解などを担っている肝臓の機能が低下してしまう肝機能障害、胆汁を貯蔵している胆のうが炎症を起こしてしまう胆のう炎などを伴う場合もあります。腸チフスになってしまった場合、抗菌剤投薬療法と対症療法をあわせで治療していくことが有効とされています。

 

・ワクチン接種スケジュール

腸チフスのワクチンは3年毎に1回打ちましょう。

 

 

ベトナムで予防接種を行う場合

 

予防接種は複数回(2〜3回)行わなくてはいけないものもあります。そのため、ベトナムへ渡航する3〜4週間前に日本の医療機関や検疫所で、接種するワクチンの種類と接種スケジュールの相談をすることが推奨されています。しかし、渡航前に予防接種をできなかった場合、ベトナム国内でも各種予防接種をすることができます。ベトナムでも予防接種を受けることができる病院のひとつがホーチミン・ハノイ・ダナンにメディカルセンターをもつ「Family Medical Practice(ファミリーメディカルプラクティス)」です。ホーチミン市のメディカルセンターでは、日本人医師(3名)と日本人スタッフ(3名)が常勤し、うち2名は日本人の小児科専門医なので、子供の予防接種も安心して行うことができます。
ハノイでは日本人看護師と日本人スタッフが対応します。

 

>>>ファミリーメディカルプラクティス詳細ページはこちら

 

 

まとめ

 

予防接種は義務化されているものではないため、あくまで任意で行うものです。しかし、ベトナムではA型肝炎や狂犬病など現地の感染症や病気があります。ベトナム渡航前に予防接種を怠ってしまうと、後で痛い目にあってしまうかもしれません。また、渡航前に予防接種をできなかった方も、ベトナム国内の病院で予防接種を受けることをおすすめします。「今まで病気になったことないから大丈夫」「犬は嫌いだし触らないから狂犬病の注射は大丈夫」と高をくくらず、予防注射はしっかりと行い、自分の身は自分で守るように心掛けましょう。
 

 

※情報提供:Family Medical Practice

※この記事に記載されている情報は2018年6月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。

※この記事ではクリニックの情報も一律で病院として記載しています。

 

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