ベトナムでヘルメットを買うのはどれが安全? もしもの事故から身を守るために
皆さんもご存知の通りベトナムでも数年前からバイクに乗るときはヘルメットの着用が義務化されています。
今回は安全なヘルメットの選び方をご紹介いたします。
2017年の警視庁のデータによると、過去5年間に発生した事故のうち「都内の二輪車乗車中の死亡事故における損傷主部位」の第一位が頭部損傷です。(45.4%)
つまり、ヘルメットでしっかりと頭部を守ることができれば、交通事故で受けるダメージをかなり軽減できるのです。
もしもの時に重要な役割を果たすヘルメットについて少し考えてみましょう。
ますは、安全基準です。
日本では、
PSCマーク:
国が定めた安全基準をクリアした製品につけられるマーク。このマークは貼られていないと製品として販売できない。(強制規格)
SGマーク:
製品安全協会が定める安全基準をクリアした製品につけられるマーク。このマークがあるものはバイク用ヘルメットとして使用可能。これがないと公道で使用できない。
これ以上に厳しい安全基準でチェックされる他のマークもありますが上記の2つのマークが日本では最低限安全が保障されているヘルメットの目印となります。
同じようにベトナムにもこのような安全基準があります。
「QUACERT」という、その製品の技術的な高さ、安全さを承認するマークです。
他にもこのマークでは、子供のおもちゃや電気道具、建築道具などもチェックされています。
強制規格であるため、このマークがないヘルメットは安全が保障されていないということになります。公道ではかぶることのできないため違法となります。
まずは、こちらのマークがきちんと貼られているかを確認するとよいでしょう
次に、ヘルメットのタイプです。
ヘルメットにはいくつか種類がありますが、ベトナムで最も着用率が高いヘルメットはハーフタイプです。
しかし、ハーフタイプのヘルメットは最も安全性が低いとされています。
そもそもヘルメットは、頭部を守るためのものですが、ハーフタイプは後頭や側面がしっかりと覆われていない、顎まで守れないという点で事故にあった場合のリスクが高まります。
その点で、ハーフタイプのヘルメットはどうしても最も安全とされるフルフェイスタイプよりも劣ってしまうのです。
そこでおすすめするのが、ジェットタイプというハーフタイプよりも一段階安全性の高いヘルメットです。
こちらは後頭部までしっかりと覆われているため、顎以外はフルフェイスタイプと同じ安全性を持っています。
年中暑いベトナムではヘルメットの窮屈感からか、あまり普及はしていません。
しかし、シールドをあげればハーフタイプと同じような開放感でバイクに乗ることもできます。
ベトナムで人気のヘルメットメーカーをご紹介します。
【Honda】
(https://hondaxemay.com.vn/phukien/cua-hang-honda-uy-nhiem/)
ホンダベトナムのホームページです。
ベトナム語表記しかないため、店舗検索の方法を紹介します。
ヘルメットのページをクリック
好きなヘルメットを選択
Danh sach cac haugをクリック
HSFを選択し、次に都市、区を選ぶ
【Andes】グエン ディン チウ支店
〈251 TP.HCM, 249 Nguyễn Đình Chiểu, phường 5, Quận 3, Hồ Chí Minh, ベトナム〉
(http://www.andes.com.vn/showroom/)
しかし、アンデスはいくつか店舗がありますがすべてホーチミン市内です。ホームページを参考にしてお近くの店舗を探してみてください。
まとめ
また、どこのヘルメットショップやスーパーのヘルメット売り場にも置いてある場合がほとんどなため、一度覗いてみてください。
ベトナムの国家交通安全委員会によると、2013年から2015年までの3年間におけるホーチミン市の交通事故死亡者数はそれぞれ775人、702人、692人と年々減少しているが、死亡者数のうち18歳未満の若者がそれぞれ35人、61人、111人と増加傾向にある。
ホーチミン市での死亡事故のうち70%が18歳以下の若者だと言います。主な原因が交通ルールや安全運転の知識不足によるものです
自分が気を付けていても、相手の不注意で交通事故に巻き込まれてしまうこともあります。
ヘルメットの重要さを理解し、自分に最適なヘルメットを選びましょう。