ベトナムの治安は悪い? ホーチミン・ハノイ・ダナンの危険エリアを紹介
ベトナムの治安は悪いのでしょうか? ホーチミンやハノイ、ダナンなど観光スポットがたくさんのベトナム。ベトナムは物価が安く、格安で旅行を楽しめることから観光地として人気が上昇しています。特に古都ホイアンやダナンが女性の間で人気になっています。「旅行に行きたいけど、ベトナムの治安や犯罪事情がわからなくて不安」という方もいるのではないでしょうか。そこで今回は観光地として近年人気を集めているベトナムの治安事情についてご紹介します!
ベトナムの基本情報
ベトナムは日本との外交関係も友好であり、東南アジア諸国の中でも有数の親日国として知られています。まずは治安ランキングや人口、国民性などのベトナムの基本的な情報について紹介します。
ベトナムの治安ランキング2017
Drift.jp 社が独自に発表した世界治安ランキングによると、ベトナムの治安ランキングは世界で43位と言われています。外務省が発表するデータではベトナム全土で避難勧告や退避勧告は出されておらず比較的安全な国として知られています。
ベトナムの人口
2018年現在、ベトナムは人口約9300万人ほど。日本の人口がおよそ1億2700万人なのでベトナムは日本のおよそ7割ほどの人口です。外務省の在留邦人登録数は2018年に約1万7000人ほどです。外務省に在留届を提出せずにベトナムに滞在している人も数多くいるため、実際にはおよそ5万人ほどの日本人がベトナムで生活していると言われています。在留日本人は主にホーチミンやハノイなどの都市部で生活しており、他には観光地のダナンや工業団地が多く存在するハイフォンなどに暮らしています。
ベトナム人の国民性
一般的にハノイやハイフォンなどのベトナム北部地方に住んでいる人は、協調性が高くて団結力が高いといわれています。また、政治都市であるということもあり、真面目で辛抱強く、リーダーシップの獲れる人が多いことも特徴です。
一方でホーチミンやカントなどのベトナム南部地方に住んでいる人は、楽観的な性格の人が多く、思ったことをそのまま口に出す人が多いようです。また政治都市とは離れた南部は商売で身を立ててきた人の子孫が多いいこともあり、個性が強いことも特徴です。
ホーチミンで気を付けるべきエリア
ホーチミンのベンタイン市場やドンコイ通りでは治安に注意が必要です。市場などでは値段交渉が頻繁にされており、危険が潜んでいます。店員さんとの交渉中に、ポケットに入れていた携帯電話や財布を抜き取られることがあるのです‼︎
さらにサイゴン川沿いの路地の中は犯罪多発地域として知られています。このエリアは危険なので、ベトナム人でも近づかない地域です。なぜなら、貧困層が多く観光客を狙ったひったくりや恐喝が多発しているからです。サイゴン川沿いのみでなく、路地裏は人通りが少なく危険なので近づかないようにしましょう。
ハノイで注意するべきエリア
ハノイのドンスアイ市場前やハンダオ通り周辺のナイトマーケットには注意が必要です。
観光客に人気のスポットで多くの人が訪れるのでスリ被害が多発しています。 スリだけではなく、バッグをナイフで切られて金品を盗まれるという事例も多くあります。そのため、現金などの必要最低限の持ち物以外は、持ち歩かない方が安全です。
ダナンで気を付けるべきエリア
ダナンはベトナムの中でも比較的に治安の良い都市であると言われています。しかし、イベントが多く開催される都市でもあり多くの人で賑わう場所でもあります。そのため、人混み内のスリや置き引きには注意する必要があります。ホーチミンやハノイでも同様ですが、ダナンでは特にパスポートの管理が重要です。
理由は、ダナンには日本大使館、領事館がないので再発行するのに時間がかかってしまうからです。再発行に時間がかかってしまうと帰国日にも影響が出てしまう可能性があります。なのでパスポートが必要ない日は極力外に持ち歩かず、ホテルなどの金庫にしまっておくことをおすすめします。パスポートは極力持ち歩かず、ホテルの金庫にしまっておきましょう。