ベトナムでのフィラリア事情|症状や対処法について紹介

ベトナムでのフィラリア事情|症状や対処法について紹介

ベトナムでのフィラリアの事情はいかがなのでしょうか?日本では「フィラリア」と聞くと犬がかかる病気だという印象を持つ人も多いかと思いますが、実は人にも感染する病気です。今回はベトナムでのフィラリア事情や症状、対処法について紹介します。
 

今回はジカ熱に関する情報や予防方法などについて、ハノイの日系クリニック「さくらクリニック」の監修のもと、解説します。

 

なお、本稿は以下を参照して執筆しています。

  • リンパ系フィラリア症について(厚生労働省
  • 感染症についての情報(厚生労働省
  • リンパ系フィラリア症(Eisai
  • リンパ系フィラリア症(MSD

 

 

フィラリアとは

 

フィラリアはリンパ系フィラリア症と呼ばれ、フィラリア(糸状虫:しじょうちゅう)という寄生虫が蚊を媒介とした感染する感染症です。

 

概要  

世界保健機構(WHO)によると、2017年時点では世界52カ国の約7億1000万人が、リンパ系フィラリア症の脅威にさらされており、寄生虫の広がりを阻止するための予防的化学療法を必要としています。

感染経路経路としては小さな寄生虫(バンクロフト糸状虫、マレー糸状虫、チモール糸状虫)が蚊(ハマダラカ属、イエカ属、ヤブカ属)に媒介されて人のリンパ系に寄生することで発症します。リンパ系フィラリア症の90~95%がバンクロフト糸状虫の感染によって引き起こされると言われています。

フィラリアの幼虫を体内に持つ蚊に刺されると、蚊の体内にいた幼虫が人体に侵入し、感染します。その後、幼虫が人のリンパ管に移動して成虫となり、リンパ系に大きなダメージを与えます。成虫は人の体内で何千匹というミクロフィラリアと呼ばれる子虫を生み出します。そして感染した人の血を蚊が吸血することで、蚊の体内にミクロフィラリアが取り込まれ、さらに感染が広がるといったサイクルを生み出します。

 

フィラリアの症状            

フィラリアに感染すると、急性期の症状としては悪寒を伴う発熱があります。しかし、感染初期はあまり症状がないため、多くの人は感染に気付きませんが、成人になってから、リンパ管炎、リンパ節炎を伴う発熱を繰り返すうちにリンパ液の還流障害をきたし、リンパ系フィラリア症(象皮病)を患うようになります。


リンパ系フィラリア症(象皮病)  

リンパ系フィラリア症(象皮病)とは、フィラリアに感染することでリンパ系組織に障害を起こし、身体の一部に痛み、重度の身体障害や社会的偏見などの原因となる異常な腫脹をもたらします。リンパ浮腫は主に足に起こりますが、腕、胸、生殖器にも起こる場合もあります。

 

 

フィラリアの診断・治療法

 
診断方法

リンパ系フィラリア症の感染の診断方法には、2つの方法があります。1つは、顕微鏡で血液中のミクロフィラリアの存を確認することです。ミクロフィラリアは、一般には夜間に末梢血管に移動する習性があるため、採血は夜間に合わせて行う必要があります。もう1つは血清検査(血清中の抗体値を調べる)です。感染後何年も経ってリンパ浮腫を発症した人でも陰性となるケースが少なくないため、診断は困難をきわめます。
 

治療法 

治療薬・駆虫薬には、ジエチルカルバマジン(DEC)、アルベンダゾール、イベルメクチンがあり投薬による治療を行います。この中で、ミクロフィラリアおよび成虫ともに有効で、副作用が少ない薬はDECだと言われています。また、リンパ浮腫や象皮病はフィラリアを駆除した後も肥大しつづけることがあり、悪化させないための基本対策として、患部を衛生的に保つことや、リンパ液の流れを改善するために運動を行うことが大切だと言われています。

 

 

フィラリアの予防

 

フィラリアの感染経路は蚊を媒介とするため、蚊に刺されないこと、蚊の発生を防ぐことが重視されます。

 

蚊に刺されない

フィラリアは蚊を媒介として感染するため、蚊に刺されないことが大切です。長袖や長ズボンなどを着用し、肌の露出を極力減らすことや、虫除けスプレーなども有効です。一旦フィラリアに感染すると、免疫機能が低下し、ほかの感染症にもかかりやすく成るため、衛生環境を整えることも大切です。
 

蚊の発生を防ぐ

フィラリアを予防するには蚊の発生を抑制することも効果的です。蚊は狭い水たまりのような場所を産卵場所として好むため、屋外に置かれた植木鉢やバケツ、空き缶など水が貯まる環境を排除し、蚊が育つ環境を断つことで、フィラリアの感染拡大を防ぐことが可能です。

 

 

情報提供:さくらクリニック

 

さくらクリニック

さくらクリニックは2014年に開業したハノイ初の日系クリニックです。タイ湖に面した閑静な住宅街にあり、ハノイの駐在員や家族、旅行中の日本人の方向けに日本水準の最先端医療サービスを提供しています。予約から支払いまで全て日本語対応が可能なほか、キャッシュレスでの受診も可能です。

 

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診察科 

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診療時間

月〜金 9:00〜13:00、14:00〜18:00

土 9:00〜13:00

電話番号 内科:024-3718-1000、歯科:024-3718-2000
住所
 
休診日 日曜日、ベトナムの祝日
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VISA、MASTERなど
対応保険 損保ジャパン日本興亜、東京海上日動、三井住友海上保険など
詳細ページ https://poste-vn.com/sakura-clinic.html

 



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