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ハノイの植民地時代の線路、人気インスタ映えスポットに
パリに本社を構えるフランス通信社(AFP)によると、ハノイ旧市街の中心で、植民地時代にフランスが建設した鉄道線路が観光客のインスタ映えスポットとして注目を浴びているという。また、カフェのオーナーはホットコーヒーと冷えたビールを写真を撮る人々に提供していると続ける。
<人気インスタ映えスポットになったハノイの植民地時代に建設された線路(AFPより)>
線路で撮る写真はおしゃれだが、危険も伴う。線路はまだ使用されており、狭い線路を列車が通る際は、安全な場所に移動しなくてはいけない。
しかし、多くの人は、写真を撮っている際に列車を避けるというスリルが魅力の一部だと言う。
オーストラリア人観光客のMichelle RichardsさんはAFPの取材に対し「線路はとても素晴らしいが、同時に危険でもある。列車が接近したときは圧倒された」と話した。
線路は、以前植民地支配をしていたフランス人が初めて建設した。当時、ラオス、カンボジアも含む仏領インドシナの一部であったベトナムに人や物資を運ぶため、線路は設置されたという。
ベトナム戦争時、共産主義を掲げる北ベトナムに対するアメリカ軍の空爆により、線路の一部は激しく破壊された。
現在、今回の線路は安い交通手段を探す観光客や旅行者の移動方法として利用されている。
しかし、近年、ハノイを訪れる観光客が美しい写真を撮るために線路を訪れているという。
家やカフェに囲まれた線路は、アマチュア旅行写真家に魅力的な場所を提供し、開店したばかりのカフェオーナーにビジネスチャンスを与えている。
香港から訪れた観光客のEdward Tsimさんは「線路には不思議な魅力がある。バルコニーからは花が落ちてきて、古くそれぞれが密接している建物を見学することもできる。線路の近くで生活している人々を見ることもできる」と語った。
電車が音を立てながらやって来ると、皆が線路から離れ、その瞬間を撮影するために携帯を取り出す。
イギリス人観光客のPaul Hardimanさんは「まるでクリスマスを待っているようだ。列車がやって来ると歓声を上げてしまった。待った甲斐があった」と話したという。
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