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着陸失敗はパイロットの判断ミス、交通運輸大臣が見解示す
<写真:VnExpress>
14日にホーチミン・タンソンニャット国際空港で発生したベトジェット航空の着陸失敗した事故について、事故を起こした機体は着陸時に650mも滑走路を外れたという報告が発表された。
事故を起こした便に搭乗していたのは、乗員乗客合わせて217人。うち、子供6名と乗員8名が搭乗していたとされる。
この便の機長はインド国籍、副操縦士はスリランカ国籍だと明らかになった。
報告によると、事故を起こしたのは14日午前11時20分頃にフーコック国際空港を出発したVJ322便で、機材はエアバス321型機。
正午頃にタンソンニャット国際空港への着陸を試みたが、着陸時に滑走路から外れたのち芝生の上で停止したという。
機体の車輪は土に埋もれており、滑走路からの機体撤去・牽引作業には18時間も要したとされている。
ベトジェット航空は、当時吹き荒れていた強風と大雨が事故の原因だと主張している。
ベトナム航空局が結成した事故調査チームよると、事故現場からは機体の翼部分の破片だとされる金属片が発見されたという。
グエン・バン・テ交通運輸大臣は、機長がなぜ悪天候状態に着陸することを決定したのかについての理由を明らかにするため、航空機の飛行状況を記録したブラックボックスを解析し、調査をすると話した。
また、同大臣は着陸の決定は機長の大きな判断ミスだったとしている。
同大臣によると、着陸時、航空管制官は着陸の許可を出すが、実際に着陸するかどうか判断する権利は機長が持っているという。
さらに、同大臣は航空管制官が着陸の許可を出した理由と、事故当時の気象条件についてどれだけの情報を提供していたのかについても調査するようベトナム航空局の調査チームに指示した。
今回の事故を受けて、ベトナム航空局は、事故を起こした便の機長と副操縦士の免許の一時停止と同便に乗務していた客室乗務員6人の一時停職を発表している。
客室乗務員までが一時停職とされた理由は明らかにされていない。
※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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