菅首相、フック国家主席と電話会談 さらなる関係発展で一致

2021年05月12日(水)11時57分 公開
菅首相、フック国家主席と電話会談 さらなる関係発展で一致

11日夕方、菅首相はフック国家主席と電話会談を行った。

両国は、再来年に外交樹立50周年を迎えることから、さらなる二国間関係の発展で一致した。

 

電話会談では、菅首相が中国による東・南シナ海での現状変更の試みや、海警局に武器使用を認めた海警法に深刻な懸念と強い反対を表明。

菅首相は、ベトナムは自由で開かれたインド太平洋を実現するため、重要なパートナーだと強調した。

 

また、フック国家主席は、日本がベトナムに行っている新型コロナウイルスのワクチン輸送網の整備や海洋調査船の供与などの支援に謝意を表明。

ベトナムへのワクチン供給支援を確認した。

 

また、日本側は北朝鮮による日本人拉致問題について、解決への理解を求め、支持を得た。

クーデターへの抗議デモの弾圧が続くミャンマー情勢に関しては、日本側は情勢打開に向け、東南アジア諸国連合(ASEAN)に協力するとした。

 

4月24日、インドネシア・ジャカルタでミャンマー情勢をめぐるASEAN会議が開催され、ミャンマーから国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官が出席。

ASEAN首脳らはミャンマーの情勢を落ち着かせて平和的な解決に導くため、「暴力を即時停止し、全当事者が最大限自制」「全当事者が平和的解決に向け対話を開始」「対話促進に向け、ASEANが特使を派遣」「ASEANによる人道支援の提供」「特使はミャンマーの全当事者と面会」の5つの事項に合意していた。

 

しかし、ベトナムはアセアン諸国の中でもミャンマーの一連のクーデターに対して内政不干渉の立場をとっており、国軍記念日の式典にも代表者を出席させていた。

 

 

 

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