フーコック、外国人観光客の受け入れ体制整わず

2021年09月23日(木)09時08分 公開
フーコック、外国人観光客の受け入れ体制整わず

<写真:Pixabay>

ワクチンパスポートの仕組みを使用して、フーコック島で必要回数のワクチン接種が完了した外国人観光客の受け入れを来月から段階的に再開する計画について、キエンザン省の人民委員長が延期する方針を示した。

フーコック島の住民のワクチン接種率が十分でないことから、外国人観光客を受け入れる体制が整っていないことが背景にあるという。

 

フーコック島の位置するキエンザン省のLam Van Thanh委員長は外国人観光客の受け入れ再開計画を実行するために必要不可欠な条件を10月末までに整えることができないと話した。

 

Thanh委員長によると、18歳以上の島民で少なくとも1回のワクチン接種を受けた人の割合は35.2%にとどまり、必要回数の接種を完了した人の割合はわずか6.13%だという。

 

フーコック島で集団免疫を獲得するためにはさらに25万〜30万回のワクチンが必要になるとされているが、国内の感染拡大が影響し、フーコック島に割り当てられるワクチンは少ない状態が続いているという。

 

仮に必要とされる回数分のワクチンがフーコック島に割り当てられたとしても、島民の90%にワクチン接種を行うためにはおおよそ2ヶ月間を要すると算出しているとThanh委員長が明らかにした。

 

また、Thanh委員長は「外国人観光客の受け入れ再開は感染防止対策が最高レベルに達した時に限り、経済成長のために住民の健康や生命を犠牲にすることはない。」と感染拡大防止対策を最重要視する考えを強調した。

 

その上で、多くの省・都市が外国人観光客の受け入れを早期再開するために取り組んでいるが、実際に受け入れを再開できる時期は予想できないと同委員長は続けた。

 

キエンザン省観光局のBui Quoc Thai局長は、外国人観光客がフーコック国際空港に到着し、指定のホテルまで移動する導線を確認するリハーサルを10月に行う予定であることを明らかにした。

 

フーコック島のワクチン接種率は低い上に、島内では新たなクラスターも確認され、22日(水)までに27人の感染者が確認されている。

今回確認されたクラスターの感染源はすでに特定されているものの、島内では警戒感が高まっているという。

 

フーコック島でワクチン接種済みの外国人観光客の受け入れを再開するという文化スポーツ観光省の提案がベトナム政府に承認され、フーコック島では10月からワクチンパスポートの試験運用が開始される見込みであると報じられていた。

このワクチンパスポートプログラムでは、新型コロナウイルスの感染が管理下にあり、感染リスクが低いとされる北東アジア、ヨーロッパ、アメリカ、中東、オーストラリアなどの国と地域からの観光客を3段階に分けて受け入れる計画であった。

 

 


あなたにおすすめの記事
もっと見る

行きたいお店を見つける
ホーム ニュース 生活情報 タウンガイド 掲示板