おすすめのプロモーション
ホーチミンで人流の監視・管理強化、感染者増加で
<警察官がホーチミン市で男性のQRコードを確認する様子 / ©️VN EXPRESS>
ホーチミン市内で新型コロナウイルスの感染者数が再び増加していることを受け、同市当局は、他の地域から入域する人や市内を移動する人の監視と管理を強化しているという。
今回の動きは、同市人民委員会のDuong Anh Duc副会長が指示したことを受けたもので、各区とトゥードゥック市は各地域を出入りする人の管理を強化しなければならない。
ホーチミン市警察局のLe Manh Ha副局長は、他の地域から入域する人の動きの監視だけでなく、居住者の動きの管理も強化するとしている。
一方で、以前の外出規制が講じられた時のように市内に検問を設置することはないとし、新規感染者が確認された際の接触者追跡などをより効果的なものにするため、各区や地区の出入り口となる場所に機動部隊を配置するとした。
Ha警察副局長は「今回のような監視と管理の強化により、保健局が市内の感染状況をより詳細に把握することができ、実情に合わせた対策を計画することができる」とした。
また、ホーチミン市当局は社会隔離期間中に帰省していた出稼ぎ労働者が同市に戻ってきた際にワクチン接種をできるよう準備を進めているという。
各区の当局は、頻繁に区をまたぐ移動をしている人に対して警察がQRコードなどの確認をする活動を開始したという。
フーニャン区人民委員会のNguyen Dong Tung委員長は、区内で確認された感染者の約90%は区を越えて職場などへ移動している人であることを明らかにした。
同区第13地区の警察は、地区内のホテルやレストラン、カフェなどに対して、利用客の医療申告を徹底するよう指示したという。
ビンタイン区人民委員会のThai Thi Hong Nga副会長は同区内に戻る出稼ぎ労働者が増加していることを受け、警察は居住者数を把握するため、ホテルやその他宿泊施設に対する立入検査を増やしているという。
クチ郡でも郡内に入域する全ての人に対して医療申告を求めているという。
また、帰省先でワクチン接種を受けていない者や1回しか受けていない者に対しては、当局が必要回数のワクチン接種を完了させるための支援をする用意があるとした。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。