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中国当局、ベトナム民間航空局へ台湾近辺での飛行回避を勧告

2022年08月04日(木)11時42分 公開
中国当局、ベトナム民間航空局へ台湾近辺での飛行回避を勧告

<写真:VnExpress>

 

中国が緊迫した状況で軍事演習を実施しており、ベトナムの航空会社は今後2日間に渡って台湾近辺での飛行を回避するように要請されている。

 

ナンシー・ペロシ米国下院議長が台湾を訪問しており、抗議の一環として中国が軍事演習を行っている。

 

ベトナム民間航空局(CAAV)のディン・ベト・タン局長は、アジアで運航する航空会社は4日午前11時〜5日まで台湾付近での飛行を避けるようにとの中国当局からの公式通知を受け取ったことを明らかにした。

 

この公式通知を受けたCAAVは、ベトナムの航空会社に対して飛行ルートを調整するように指示を出した。

 

同局長によると、ベトナムの航空会社に対して台湾へのフライト禁止は行われておらず、必要に応じたフライトの延期やキャンセルに関する決定権は各航空会社に委ねられている。

 

ハノイ市やホーチミン市から台湾へのフライトを運営しているベトナムの航空会社からは、現時点ではキャンセルや遅延の発表は行われていない。

 

3日、中国はアジアで運航する航空会社に台湾周辺での飛行を避けるよう警告し、アジアの航空会社数社が飛行ルートの調整を開始した。

 

中国のアモイ航空は福建省の「フローコントロール」を理由に、いくつかのフライトの調整を発表している。

 

ブルームバーグの報道によると、大韓航空は台湾空域を避けるために南アジアへのルートを変更する予定であり、キャセイパシフィック航空は台湾近辺でのルート変更の可能性に備えて30分相当の予備燃料を搭載するよう勧告されている。

 

中国国営新華社通信はペロシ米国下院議長が台湾に上陸した直後、中国軍は4日〜7日にかけて台湾周辺の6つの海域とそれぞれの空域で実弾演習を実施すると発表した。

 

ペロシ米国下院議長の台湾訪問は米中間の緊張を高めており、中国はこの行為を挑発的で「一つの中国政策」に対するアメリカの裏切り行為であるとみなしている。

 

中国はペロシ米国下院議長の台湾訪問は「台湾海峡の平和と安定を著しく損なう」と非難しており、ロイター通信は「中米関係の政治的基盤に深刻な影響を与え、中国の主権と領土の一体性を著しく侵害する」と報じている。

 

ベトナム外務省は3日、同国は引き続き「一つの中国政策」に従う意向を表明し、すべての当事者に対して台湾海峡の緊張をエスカレートさせないように呼びかけるとしている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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