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1700万ドルのデンマーク工場、ベトナム南部で操業開始
<写真:tuoi tre>
9月30日、デンマーク100%出資である1700万ドル(約24億6056万円)を投資したスポーツウェア工場がアンザン省で稼働を開始し、同業種でのデンマーク製工場としては東南アジアで3番目の規模となっている。
同日に同省チャウタイン(Chau Thanh)郡のBinh Hoa工業団地で、デンマークのSpectre Real Estate A/Sが全額出資するSpectre An Giang Garment Technologies社によって竣工式が開催された。
この工場はデンマークの投資家がアンザン省で設立した最初の工場であり、ベトナムでは北部のタイビン省やナムディン省に続き3番目となった。
2021年11月に着工した新工場は3万8000平方メートルの敷地規模を占め、年間約200万個の製品を生産し、2500人の雇用を創出する予定である。
また、太陽エネルギーの利用や先進的な設計によって温室効果ガスの1つである二酸化炭素の排出量を年間約1600トン削減することが期待されている。
同工場は高い社会的責任(CSR)に基づき建設され、米国グリーンビルディング協会の格付けシステムで2番目に高いレベルのエネルギーと環境デザインにおけるリーダーシップ(LEED)でゴールド認証も取得している。
竣工式に参加したニコライ・プリッツ駐ベトナムデンマーク大使は「アンザン省の新工場はデンマークからベトナムへの直接投資フローが力強い上昇傾向にあることを明確に証明するものである」と述べている。
また、同大使は「同プロジェクトはベトナムへの良質な投資の誘致において、ベトナム政府の二酸化炭素排出量削減への取り組みが重要であることを示しているとしており、全ての持続可能な生産プロジェクトは操業においてグリーンエネルギーを使用することが必要である」と付け加えた。
現在、デンマークはヨーロッパで最大のベトナムへの投資国の1つあり、今回のSpectre社に加えて別のデンマークの投資家であるLegoグループは、今年中に南部ビンズオン省に工場を建設するために10億ドル(約1447億3900万円)の投資計画を立てている。
11月上旬にはデンマークのフレデリック皇太子とメアリー皇太子妃が、36のデンマーク企業の代表団とともにベトナムを訪問する予定となっており、今後、デンマークの投資家によるベトナムへの投資がさらに増えると予想される。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。