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ハノイ市で絵本贈呈式開催、ベトナムへ日本式幼児教育の浸透を目指す
先月23日、ハノイ市ハイバーチュン区のホテル「デュパルク ハノイ」にて独立行政法人国際協力機構(JICA)承認の「ハノイ市コウザイ区における日本式幼児教育モデルの確立プロジェクトに関連した絵本の贈呈式が開催された。
同プロジェクトはJICAと学校法人国際教育機構(静岡県・理事長:大庭公洋氏)の草の根技術協力事業として開始し、ベトナムの公立幼稚園に日本の幼児教育を普及させることを目的としている。
贈呈式では来賓として訪れた衆議院議員の青柳陽一郎氏や在ベトナム日本国大使館の渡邊滋次席公使、JICAの久保良友氏、贈呈式主催者である同学校法人の大庭氏が挨拶を行い、2023年に外交50周年を迎える日本とベトナムの友好を深めること、絵本読み聞かせをはじめとする日本式の幼児教育がベトナムの子ども達への好影響をもたらすことへの期待が語られた。
贈呈式内ではハノイ市の日系幼稚園である「なかよし幼稚園」の園児たちが同式で贈呈された絵本「はなとりじぞう」を劇で披露し、贈呈された絵本の作家であるむらまつけーじ氏が挨拶を行った。
同作品は静岡県藤枝市にまつわる日本昔話「はなとりじぞう」に作者のアレンジを加え、子どもでもわかりやすい表現にこだわってベトナム語に翻訳されており、日本語の意味を正確に伝える事や子どもから大人まで楽しめるような工夫がなされている。
その後、学校法人国際教育機構の大庭氏より4000冊の「はなとりじぞう」が贈呈された。
ベトナムでは絵本そのものが日本のように浸透しておらず、今回の贈呈は日本国内で寄付を募り、賛同者の芳志によってカウンターパートの幼稚園への寄贈が行われた。
同プロジェクトでは絵本や紙芝居、運動、パネルシアター、音楽活動を中心に子供の自主性を重視した日本式幼児教育をベトナムの幼児教育に導入し、知識詰め込み式教育といったベトナムの抱えている教育における課題からの脱却を目指している。
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