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グエンフエ歩行者天国は犬への口輪装着が必須、大半がルールを無視
<写真:Tuoi Tre>
ホーチミン市1区のグエンフエ歩行者天国は口輪を付けていない犬の連れ込みが禁止されているが、口輪を付けた犬を見かけることは稀である。
同歩行者天国では夕方になると、様々な種類や大きさの犬数十匹と複数の猫が当たり前のように闊歩している。
地元メディアが調査を行ったところ、リードに繋がれている犬は僅か数匹で、大半の犬はリードも口輪も付けずに、歩行者天国を訪問した人々の周囲を走り回っていた。
犬アレルギーの人や犬の糞に耐えかねた人々が移動する光景も見受けられたという。
同歩行者天国を訪れる犬の飼い主の大半が、糞尿の後始末をするためのティッシュやビニール袋を持参していない。
また、多くの飼い主が犬を歩行者天国に放ち、自分たちは友人と会話を楽しむか座ってスマートフォンに夢中になっている。
プードル愛好家のアインさんは、「大半の犬は友好的で人を噛むことはない」と話すが、飼い主から離れて走り回る犬は子どもが転ぶ原因になったり、犬自身が車に衝突することもある。
週末になると娘を連れて歩行者天国を頻繁に訪れるティンさんは、「もし子どもが犬に襲われたら大変なことになる」として、飼い主らが自身のペットに口輪を付けることを切望する。
誰にでも犬を飼う権利はあるが、公共の場に犬を連れ込む場合には注意を払わなければならない。
実際にグエンフエ歩行者天国で子どもが犬に襲われる事件も発生しており、同市在住のトゥイさんがテト休暇中に姪たちを連れて同歩行者天国を訪れた際、姪の1人が犬に噛まれて足首を負傷した。
周囲には10匹近くの犬がいたが、どの飼い主も自分の犬は噛んでいないと主張し、中には「自分の犬を悪く言った」としてトゥイさんに殴りかかる若者さえいたという。
ホーチミン市動物飼育獣疫局の担当者によると、公共の場でリードや口輪をつけない犬が増加しており、病気感染の危険性が高まっている。
同局は同市農業農村開発局に対し、狂犬病抑制に向けた犬の管理強化と野良犬捕獲チームの設置を行うように提案しているという。
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