アップルのプレミアムリセラー、売上減少で閉店

<写真:VnExpress>
ベトナムにおける数少ないAppleのプレミアムリセラーであるeDigiが、売上減少を理由に閉鎖することを発表した。
eDigiは高級小売業界の大物であるジョナサン・ハン・グエン氏が会長を務めるImex Pan Pacific Group(IPPG)が、2018年にホーチミン市1区の郵便局横に設立した正規販売代理店である。
グエン会長は17日に地元メディアに対し、テクノロジーデバイスの需要がますます弱くなっているため、同店の閉鎖を決定したことを明らかにした。
同店は旅行者がハンドキャリーで輸送したアップル製品の価格に対抗することができなかったという。
IPPGは今後の方針をファッションと空港サービス、F&Bのコアビジネスに集中するとしている。
同店の閉鎖発表はAppleが18日にベトナムでオンラインストアをオープンする1日前に行われた。
Apple Storeはオンラインストアでハードウェアとアクセサリー、サービスを販売し、デバイスへの名前刻印といったパーソナライズドサービスを提供する予定である。
急速な成長を遂げたベトナムのApple正規販売店およびAppleプレミアムリセラーは、需要の鈍化によって価格引き下げを余儀なくされている。
iPhone価格は小規模店舗よりもAppleリセラーで数百万ドン(100万ドン=約5900円)高くなることが多かったが、最近では価格差がなくなって「iPhone 14 Pro Max」がプロモーションにより大手リセラーで更に安価で購入可能な状況である。
ベトナムに残っているプレミアムリセラーは、テーゾイジードン(The Gioi Di Dong)のTopZoneとFPT ShopのF.Studioのみとなっている。
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