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習近平国家主席のベトナム訪問が終了、36の協力文書に署名

<写真:tuoitre.vn>
中国の習近平国家主席は12日〜13日までの2日間のベトナムに対する国家レベルの訪問を終えた。
これは習主席にとって3回目のベトナム訪問で、国家主席としての地位で行う初の単独訪問であった。今回の訪問はベトナムのヴォー・ヴァン・ズオン国家主席およびその他高官からの招待に応じて実現した。
訪問は中越両国の関係において重要な進展が見られた背景の中で行われた。特にベトナム共産党中央委員会のグエン・フー・チョン総書記が中国を訪問した後、政治的信頼がさらに強化され、経済・貿易協力が拡大した。
中越間の貿易額は2023年1月〜10月間で、138億9000万ドル(約1兆9690億円)に達している。
今回の訪問はまた、中越戦略的包括的パートナーシップ関係の確立から15周年を迎える年でもあった。
習主席の訪問中に両国のリーダーは、2008年の戦略的包括的パートナーシップ関係の確立以来、両国関係が多方面にわたり、深化し続けていることに同意した。
両国は「ベトナム-中国共有未来コミュニティ」を構築することに合意しており、国連憲章や国際法の原則に基づき、互いの独立、主権、領土の完全性を尊重し、平和的な手段による意見の相違の解決を目指している。
また、両国は国防・安全保障協力を強化し、経済・貿易・投資協力を深化させることにも合意しており、両国のリーダーは南シナ海の問題に関する意見交換を行い、海上での意見の相違を積極的に解決し、南シナ海およびその地域の平和と安定を維持する必要性を強調した。
グエン・フー・チョン総書記は両国が互いの合法的な利益を尊重するとともに、状況をさらに複雑にしないようにし、国際法に基づいて平和的な手段で紛争を解決するように求めた。
習主席の訪問中には両国間で36の協力文書が署名され、これらには政治・外交、国防・安全保障、犯罪防止、海上協力、司法などの分野での文書が含まれていた。
今回署名された文書の数は、これまでの習主席のベトナム訪問中に署名されたものの中で最多であった。
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