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食品中毒事件数が減少、患者数は増加
<写真:laodong.vn>
2024年1月〜5月において、36件の食品中毒事件が発生し、前年同期の40件と比較して減少したが、患者数は1000人以上増加した。
同期間中に発生したのは、いずれも数百人規模の大規模な食中毒事件であった。
21日に開催された全国会議において、食品安全確保と食品中毒防止の強化が議論された。
保健省次官のドー・スアン・トゥエン氏によれば、最近ではカインホア省、ドンナイ省、ビンフック省などで大規模な食品中毒事件が発生し、労働者や市民の健康、企業の生産活動に影響を与えた。
ベトナムでは毎年約100件の食品中毒事件が発生しており、多くの指示や制度が出されているが、依然として多くの食中毒が発生して問題となっている。
食品安全局副局長のグエン・フン・ロン博士によると、過去5年間で毎年平均100件の食品中毒事件が発生し、23人が死亡している。
同期間中に産業団地や輸出加工区の集団食事場で発生した3件の食品中毒事件で、518人が感染しており、前年同期比で457人の増加となった。
一方、学校での食中毒事件数と患者数は減少した。
最近の大規模な食品中毒事件としては、ソクチャン省で1月に発生したバインミー食中毒では150人が感染し病院に運ばれた。
カインホア省では3月にコムガー食中毒で369人が感染し、ドンナイ省では4月末にバインミー食中毒で547人が感染した。
さらに、5月にはビンフック省の工場メシ食中毒で438人が感染し、ドンナイ省の工場メシ食中毒で95人が感染している。
食品安全局局長のグエン・タイン・フォン准教授によると、食品中毒には、微生物の繁殖に適した天候、特に動物性製品に関する客観的な要因や、各部門や地方自治体の協力が不十分であるといった原因がある。
一部の地域では、食品安全対策に必要な人員や資源が不足しており、経済状況や市場の影響、利益追求のために労働者の食事の質が低下していることも問題となっている。
法規制はほぼ整っているが、法規制の遵守状況の監視や指導が不十分であることが多いという。
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