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ベトナム2大都市の中心部、空きテナントが増加
<写真:tienphong.vn>
ホーチミン市とハノイ市では中心部に位置する多くの店舗が空き家となっており、これは家主が高額な賃料を求める一方で、借り手は経済状況の厳しさからコスト削減を求めているためである。
ホーチミン市では、1区の主要な通りであるグエンフエ通り、レロイ通り、ゴーズックケー通りなどで多くの物件が空き家となっている。
同市7区の主要な通りも同様の状況で、フーミーフンの主要通りには、賃貸情報が掲示された物件が多い。以前は飲食店や銀行が賑わっていたが、2023年末から多くの店舗が閉店している。
ハノイ市内では主要な通りであるキムマー通り、グエンタイホック通り、ハンボン通り、フエ通り、ザーダン通り、カムティエン通り、グエンルオンバン通りなどで、多くの店舗が空いた状態で、中には2023年末から借り手が見つからない物件もある。
キムマー通りでは、ヌイチュックとグエンタイホックの交差点の間だけで、約30軒の店舗が閉店または賃貸中の看板を掲げている。以前、このエリアは女性向けのファッション店舗が集まっていた。
オフラインでの広告だけでなく、オンラインのグループでも毎日多数の賃貸や店舗譲渡の広告が掲載されている。
同様に、ショッピングモールの店舗も不振であり、タイ湖新都市のプロジェクトは2023年初めに引き渡されたが、借り手が見つかったのは10軒未満である。
不動産エージェントによると、過去10年間でこれほど多くの物件が空いた時期はない。
2020年後半から始まった空き家の波は、パンデミック後の経済回復期に一時的に改善されたが、昨年の第3四半期から再び悪化している。
2024年初めには、市場調査機関も主要な通りでの空き家の増加を報告しており、サヴィルズの専門家によると、家賃の高騰とオンラインショッピングの競争激化が原因である。
また、消費者が非必需品への支出を減らしているため、多くのビジネスが苦境に立たされているという。
特に小規模なファッション店舗やカフェは、家賃コストを広告費やオンライン販売に振り向ける傾向が強まっている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。